東京・秋葉原で11月9日(日)に開催される
第7回文芸フリマで、友人・知人がブースを出しているのでご案内。当日、自分は所用で会場に行けないかもしれないのですが、幸運にもお暇な方はぜひ足を運んでみて下さい。
●最終批評神話【ゼロアカ道場】
村上裕一 峰尾俊彦
B-65
評論
人間と批評が滅亡寸前の世界を記録する最終批評神話「re=c」
第一特集はアイドルマスター特集。あのわかむらPに超ロングインタビューを敢行。さらに元長柾木インタビューと超豪華ラインナップで文学フリマを牽引します
村上裕一さんをどう紹介していいものか。批評とプライベートの区別がほとんどない人です。いわゆるオーソリティーに対する批評性をもって日常生活に臨むことができる人はとても多いけれど、彼の場合は彼自身の興味を惹くいくつかの対象(『エヴァ』、音楽、少年マンガ…)の背後にあるメカニズムの「観察(watching)」が、たまたま「批評(criticism)」という形式で表現されている気がします。だからもし、彼の文章をジャンル分けするとすれば、「批評」というより「調査(investigation)」にカテゴライズされるはず。ロジックの切れ味よりも、「現代日本のニチジョー(日常)のかたさ/もろさ」への継続した視線が彼の売り。
●早稲田大学現代文学会
B-47
評論
早大有数の文学系サークル「現代文学会」です。
現代文学会の二大公式刊行物をお届けします。
『早大文学』・・・毎年行っている講演会の記録や、会員の作品を掲載しています。
『リブレリ』・・・年二回発行している書評誌です。
四年前、早稲田一文にもぐったときからの友達であるはっしーさんは今年、参加しているのだろうか? 小説作品は、社会派。評論作品は日本近代文学史に正面から向き合っていて、どちらもハードボイルド。「熱さ」と「遠さ」の、両方の感覚。
おそらく参加しているのは、kugyoさん。
今年の三月に人文死生学学会で行われた『多宇宙と輪廻転生』の書評会で、彼がオーディエンスとして質問したとき、(もう質問の内容は忘れてしまったけれど)「この人の名前を聞いておかなければ…」と思ったほど、その思考は明敏。様相論理や、可能世界論についての、日常生活の感覚から演繹された世界観からするとちょっと信じられないような記事が、
彼のブログでは読めます。スリリング。