第280夜 「オセロ」*
 鉄筋三階建ての小学校の、二階に幾つも並んでいる教室のなかの一部屋に一人でいる。まったく静かで、どの階の廊下にも人影はないように思える。校庭には霧のような雨が降っていて、白けたように明るい。化学的に合成されたレモンの香りをただよわせる石鹸が、湿気で、ますます濃く柑橘系の匂いを放っている。
 教室の床には、マンガ『はだしのゲン』が何冊かと、オセロのこまが散らばっている。
 よくオセロのこまを見ると、こまは、給食ででてくる牛乳瓶のふたを乾かして、成分表示が書いてある面をマジックペンで黒く塗ったものだということがわかる。手作りで、そうとうに使いこんである。
 誰かに呼ばれて、この教室に来たような気がする。
 もしかして私を呼んだ誰かは、ここで私とオセロの対局をしようとしていたのだろうか。
 オセロ盤らしきものも、ちょっと離れた床のうえにある。しかし、そのオセロ盤はまん丸で、四隅がない。
by warabannshi | 2009-09-05 21:37 | 夢日記 | Comments(0)
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