塩谷賢さんが、09'後期に、法政大学@市ヶ谷キャンパスで行われていた「科学哲学」講義の音声ファイルをアップしました。
アップ先は、NAVERのオンラインストレージ
「Nドライブ」です。
mp3形式で保存されています。
音声ファイルへのアクセス方法なのですが、これがちょっと面倒くさくて、以下の手順をふんでください。
1.「Nドライブ」サイトへ移動。
2.メールアドレス「warabannshi0201@yahoo.co.jp」、パスワード「shiotani」で入ってください。(このメールアドレスは仮登録のものです。メールを送信されても、太田は対応することができません)
3.最初に出てくるウィンドウ上の講義ファイルから、mp3ファイルをダウンロードしてください。
ほんとうはHPを設営してアップしたかったのですが、太田の修士論文の準備のため、このような一時しのぎの状態になっております。(あと、講義の音声ファイルをすべてアップすると、容量が1GBを超えてしまい、無料レンタルサーバが使えないというのもあります) 春休みが始まる2月下旬以降に、各講義の内容のシノプシスなどを合わせたバージョンをあらためてアップしたいと思います。それまでは、この形式でご容赦ください。
参考までに、シラバスに掲載された授業予定表を転載します。
●到達目標及びテーマ
科学に疑問を持っている学生を対象に、科学についての考え方をシステムや有機体論の観点から議論し、科学及び哲学に対する大局的な見方を得るとともに、自らの哲学の介入点を探ることを目的とする。
●授業概要と方法
講義形式をとるが、授業時間中の討論も重視する。授業中の質問は大いに歓迎する。
●授業計画
1 導入:全体についての予備的考察を行う。
2 哲学をする:行為としての哲学の捉え方を考える。
3 世界観について:思考の対象としての世界について考える。
4 システムについて:システム、有機体という概念について議論する。
5,6 科学・技術というシステム有機体:科学と技術を相対的に自立した複合的システムとして考える。
7,8 科学哲学という営み:様々な科学哲学の概要を紹介し、その立場に検討を加える。
9 科学史という営み:科学史の思想的立ち位置について考える。
10,11 社会における文化としての科学・技術:科学・技術をより広い文脈に置き、そこに生じる様々な問題について考える。
12 学・知の体系と科学技術:人文学、政治・経済との関係を考える。
13 思考図式としての哲学:システム間の交流要素としての哲学を模索する。
14,15 自らの生き方としての哲学:“哲学をする”ことの具体例として、これまでの内容を検討し、討論を行う。