第491夜「弟の彼女」
定時に閉まった図書館からの帰り道、「(上の句、忘却)ぼんやり遠き足指の十」と三十一文字を練りながら歩いていると、名前の知らない弟の彼女が玄関の前で所在なさげにしている。
「弟Yは留守ですよ」
「はい、だから待たせてもらっています」
「いつ帰るかわかりませんし、どうぞお入りください。ミント・ティーがあります」
 そんなままごとのような会話を交わして、リビングで休んでもらう。
「Yさんは喧嘩をさばくのが上手で…」という話も聞く。私の知らない弟Yの姿を、弟Yが知らない状況で知るのは愉快である。
 メールが届く。失礼、と画面を見ると「二人目が産まれました」という文面。添付されているのは新生児を抱く笑顔の友人Nの写真である。
 二児の父を言祝ぐメールを書きたいので…、と弟の彼女に言おうと顔を上げると、彼女はそこにいず、巨大なホオジロザメがとぐろを巻くようにして、満腹した顔で床に眠っている。
by warabannshi | 2011-06-20 09:02 | 夢日記 | Comments(0)
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