第579夜「(視野に関する断片)」
・6歳児の思考を支えるのは、理論ではなく意地である。

・左右両方の眼球を黄金の義眼と置換することで、人は何かを得た気になり、視野を失う。やがて上下の感覚をも失い、上昇しようとして、海に落下する。

・もし地球であるならばゴビ砂漠と思しき岩だらけの乾燥地帯に、高さ500メートルほどの腕の塊が、ゆっくりと移動している。無数の腕のうち、もっとも大きい一本の腕が、舵となっているらしく、大きく飛び出して掌で地面を掴み、この巨大な構築物の行く先を決めている。巨大な塊の輪郭がぼんやりとしているのは、空気中の砂埃のせいだけではなく、表面に毛を生やしているからのようである。ときどき隙間から緑色に点滅して光るものがある。それが視覚器官なのか、それともなにか想像できないような知覚を可能にする器官なのか、わからない。
 禍々しいそれは、真っ白い砂埃が晴れていくにしたがって、遠くに少なくともあと2柱、いることがわかる。私の目は痛む。

・眼球の虹彩にあたる部分はじつは彫り物なのだ。
by warabannshi | 2012-06-16 07:00 | 夢日記 | Comments(0)
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