先住民の四人家族(母、長男、次男、長女)が並んで手を振っているセピア色の写真。
写真だけれど、なかの四人は動いている。動いているといっても、ほとんど同じ動作のくりかえし。母、長男が左端、右端に立って控え目に手をふりながら笑っていて、二人に挟まれているたぶん十歳くらいの次男は満面の笑顔で手を振っている。五歳くらいの長女は次男の振っていない左腕にすがりついて、次男になにか話しかけている。この長女は裸。他の三人はインディアンっぽい民族衣装を着ている。
四人が並んでいるのがじっさいに写真だったのか、鬼頭莫宏のイラストだったのかどちらか思い出せない。裸の長女だけが鬼頭莫宏のイラストだったかもしれない。
この写真・イラストがどういう経緯で撮られたかは一切不明。