第85夜 「鉄棒」*
 両方のこめかみと上顎の奥を、鉄棒が貫通している。
 上顎の奥から鉄棒は口腔に露出していて、その鉄をなめると種なし梅の味がする。
 とくに痛みもないしなんともないが、鉄棒が貫通しているせいで動けず、白っぽい原っぱに晒しもののような状態になっている。白っぽい原っぱ、というか、むしろまっ白い空間。惑星ソラリスの宇宙船がものすごい広さに拡大したら、内部はたぶんこんな感じだろうな、というところ。よく見ると、鉄棒も両端があるわけではなく、果てしなく左右に伸びている。(けれど、無限に伸びているわけではない。)前に、まぶたが睫毛で縫いつけられてしまう奇病にかかった女の子の夢をみたことがある。そのとき、女の子は体毛で病院中のシーツを体に縫いつけて巨大な白いボールになってしまい、その内部で進化を促進する黒い石版=モノリスになったのだが、この白い空間もやっぱり、みんなシーツでできているのではないだろうか?
(これは何の刑罰なのだろうか? 逆上がりができなかったから? 鉄棒に頭部を貫通された状態のまま逆上がりをすることができれば、鉄棒は外されるのだろうか?)
(なぜ鉄なのに梅の味がするのだろうか? このまま放置されたら自分はウメになるのではないだろうか? あるいは、プルキンエ細胞の一つになってしまうのではないだろうか?)
 けれど、種なし梅の味がする鉄棒を舌で触りながら、どうしようもない。
 鉄棒が非常に冷たいせいか、吐く息がホワイトダストになる。とても面白いので何回も粉雪のような息を吹く。

※じつは、その鉄棒は年周時計の一部。二月一日を担当している。ちゃんと鉄棒には「02.01」と銘打ってあるのが、別のカメラの映像でわかる。別のカメラとは宗教。

※鉄棒はラジオを受信する。受信された電波は、そのままアタマの中に流れこむ。
ex) 「五つ子の一人が英検一級のマークシートにすごくエロいイラストを書いたら、英検一級に合格した。もちろん、イラストのせいで合格したわけではなく、ちゃんとマークして合格していたわけだが、コンピューターはイラストを判別することができないのだ。」というニュースがカーラジオで流れている。車を運転しているのはベルセルクのキャスカ。
by warabannshi | 2008-02-27 22:45 | 夢日記 | Comments(0)
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