第123夜 「ドッペルゲンガー」
 大宮小学校の校庭にある四つ並んだ鉄棒でぶらぶらしていたら、よくわからない誰かに、
「この二人は小説を書いてるんだよ」
 と、二人の少年を紹介される。
 一人は小太りで、もう一人はちびっ子。
 校庭では小学生たちがバスケットや五貫ぶつけに興じてわらわらとしているが、この二人は遊びの途中で呼び出されて来たのだろうか?
「「新潮」とか、読む?」
 ちびっ子は困惑した顔をするが、小太りは「購読しています」と答える。
「じゃあ、保坂和志って知ってる? うち、あの人の作品が好きなんだ」
 小太りは何かをしゃべるが、校庭で遊んでいる子ども達のざわめき声が大きくて、聞きとれない。
 ふと、この小太りの子は、小学生時代の自分だと直観する。

(追記 08.4.28)
 二人はノルンシュテイン監督の「霧のなかのハリネズミ」のハリネズミと小熊のようであった、とも思う。
by warabannshi | 2008-04-27 10:03 | 夢日記 | Comments(0)
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