第136夜 「NASA・アメリカ航空宇宙局・中学校」
 エレベーターのなかで、四歳くらいの知的障害児とぶつかる。
 エレベーターは、中学校の一階から四階まで続いている。
 建物の一区画ごとが上下するような巨大なエレベーターで、廊下そのものが動いているような感じ。いま、エレベーターは四階から一階に向かって下りている。
 うちにぶつかってきた知的障害の女の子は、無言のまま、ひどく怒っている。
 なぜ彼女が怒っているのかわからないので、そのまま黙って見下ろしていると、やがて女の子はどこかに行ってしまう。
 やがて、エレベーターの隅の方にいた、日本語が達者そうなもう一人の女の子がやってきて、「ぶつかったとき痛かったんだって」と、障害者の子の翻訳をしてくれる。
 怒っている理由がわかったので、謝る。
 それを見ていたスーツ姿のおばさんが、
「よろしければお使い下さい」
 とポケットティッシュをくれる。
 お礼を言って受け取ると、さらにおばさんは名刺を差し出しながら、
「わたし、○○という者ですが、少しお時間いただけますか?」
と、営業活動を始めだす。
 なんの営業なのか? 学校の備品か?
 うちはこの学校の関係者なのか、生徒なのか、教員なのか、よくわからないけれど、
「二分か三分だったら、良いですよ」と了承する。
 二分か三分というのは、ちゃんと理由がある。
 自分は、化学の補習実験に合わせて、担当の先生に至急、連絡をしなければならない。
 だから、エレベーターで職員室に向かっている。
 だが、なにを? うちは職員室で、何を連絡しなければならないのか?
 わからない。
 とりあえず、一階についたので、おばさんの話を聴くことにする。
 だが、「二分か三分だったら」と前もって言ってあるのに、くどくどくとどくど詰まらない話をし始める。何かをうちに契約させようとしているのだが、何を契約させようとしているのかわからない。
「要点だけ、教えて下さい」
「なぜそんなに急いでいるんですか?」
 なぜか、おばさんの方がムッとしている。
「六時にはじまる化学実験の出欠確認を、担当の先生に伝えなければならないんです。その先生は六時まで所用でいないのです。直接、その先生は、化学実験室に行くので、自分はその前に先生に会って、出欠を伝えなければならないんです」
「それはそんな重要な用事なんですか?」
「あなたには関係ないでしょう」
 ふと、中学校で警備員をやっている、高校時代の友人と目が合う。
 チース、と敬礼。

[中学校の内観]
 NASA・アメリカ航空宇宙局の建物のよう。一階、一階の天井はやたら高くて、ふつうの三階ぶんくらいのスペースがある。照明がほぼ自然光でまかなえるくらい、窓は巨大だ。一面にガラス張りのフロアさえある。
 一階から四階までは、上下動するエレベーターが通っているが、四階と五階の間には、下り専用のエレベーターしかない。
 そして、化学実験室は五階にある。
 いま、化学実験室では山本直樹の漫画で描かれるようなエロいことがされている。
 肛門のスケッチとか。括約筋の構造のレクチャーとか。

[中学校の周辺]
 坂道だらけなので、キャッチボールには適していない。(キャッチしそこねたボールは果てしなく転がっていってしまうだろう)
 植物が強烈に繁茂している。学校に行くまでの道も含めて。
 とにかくすごい量の草花に被われている。アスファルトを突き破って植物が生えている。
 西郷隆盛の像があるので、ここは上野のようなのだが、ブロンズ像は交差点に設置されている。つまり、ここは御徒町だ。
by warabannshi | 2008-05-13 13:18 | 夢日記 | Comments(0)
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