第139夜 「ニンフォマニア(棟方志功と、松本憲生が、夢の共演)」
 棟方志功の版画のような世界。
 都会と山奥の、どちらでもないような村。
 村の辺には怪しげなどぶ川が流れている。
 ――このあたりで、これが映画だということに気がつく。
[scene.1]
 高校二年生の主人公は、村が共有している酒蔵で眠っている。
 酒蔵、というか、土牢のような薄暗い空間にビール瓶のケースがみっしりと敷き詰められている。そのケースの隙間で、主人公は寝ている。
 そこに、酒蔵をまかされている高三生が、ちょっと怒ったような感じでやってくる。
「そこで寝るなんて大したもんだよ。よくそんなところに行き着いたな。見上げたもんだよ」
 主人公は、すぐにそれが皮肉であり、からんでいるのだと見抜く。
「いやー、背中なんてほんと、ばっきばきで」と嘘を付く。
 本当はけっこう寝心地が良かったのだ。
 いぶかる高三生は、主人公の背中の筋肉を触ってくる。
 背中はもちろん、ばっきばきに凝っている。
[scene.2]
 ニンフォマニアの老婆が、彼女の親族一同と、毛むくじゃらのトロールと暮らしている。
 彼女が六十五歳で初めてAVを観て、いろいろな薬品を試して、若い頃の肉体を取り戻そうとしたのは1985年のころだと、映画館のパンフレットには書いてある。
 若い男をつかまえてきては、薬を飲ませて夜の相手をさせる。
 主人公の高校二年生の男子も薬を飲まされるが、途中で幻覚から覚め、老婆を思いきり殴り飛ばす。
[scene.3]
 ちょうどそのとき、老婆の孫が、老婆のいる和室のふすま越しに立ち聞きをしている。
 主人公が、老婆を吹っ飛ばす、ミシっという音が聞こえる。
「あのミシっという音はお客が後悔しはじめた音だね。
 股を開かされたり、勃起させられたり、直腸に水を入れられたり、いろいろな体位をさせられながら、お客が後悔しているところだよ。」
 そう解説しているところで、殴られて、回転しながら吹っ飛んでくる老婆。
 ふすまと老婆ごと、孫も吹っ飛ぶ。
(この吹っ飛び方は松本憲生パートだな)と思う。
 大広間で宴会をしていた老婆の親族たちは、その騒ぎを合図に、それぞれの仕事へと帰っていく。

(追記)
 松本憲生の「渾身の力で殴られる人間」の表現方法はB級っぽくてとても好き。
 この動画集の、05:25~05:47 05:58~06:11がサンプル。
 あと、後半の『NARUTO』アニメの動画パートは、それらが一枚一枚の静止画の集積であることを疑うほどに素晴らしい。刮目すること。
by warabannshi | 2008-05-18 21:23 | 夢日記 | Comments(0)
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