第167夜 「八〇階建てブロック塀→七階建てバンジージャンプ台」
 八〇階建てくらいの高さのブロック塀があって、そのてっぺんにいる。
 ブロック塀の上で立とうとすると、そのブロック塀は崩れて、うちは真っ逆さまに落ちる。
 ――という夢を見る。

 そのブロック塀を構成するブロックの一つ一つには、すべてばらばらな論理記号が書かれていること。その夢のなかでは、うちは高校の教師をしていること。
 その二点を、素早く、コンクリートの壁に書きとめる。
{Hilbert空間にばらまかれ、作用する、無数の演算子!}
 独房なのか、それとも南米の安ホテルの一室なのか、鉄格子のはまった窓は開けられていて、すーすーした潮風が入ってくる。

 その夢で、うちは高校教師をしていた。
 校舎のなかを歩いていると、業務用エレベーターがあるので、それに乗る。
 四階へ行こうとすると、下りのエレベーターなので、給食室のある地下一階へ行ってしまう。
 乗り込んできたのは、給食のカートを押してきた、給食のおばさん。
 その人は、もともと保健室の先生だったが、あまりの過労のために、給食のおばさんになったのだった。
(それなら、「給食のおばさん」ではなく、「休職のおばさん」または「求職のおばさん」だ!)
 四階に降りると、フロアには誰もいない。
(『ターミネーター2』でサラ・コナーが収容されている精神病棟のようだ。
 そうか、いま起きている、この一室も、精神病棟の一室なのかもしれない!)
 高校教師であるうちは、これ以上、小学棟にいても仕方がないので、隣の中学・高校棟に移らなければならない。
 窓をあけて、走り幅跳びの要領で、隣の建物に飛び移る。 
 飛び移るのには、失敗する。
 というのも、小学棟は四階しかないのに、中学・高校棟は七階建てくらいはあるからだ。
 おまけに、その建物はハリボテで、外殻はブロック塀でできている。
 ブロック塀にしがみつき、なんとかブロック塀のてっぺんまでよじのぼる。
 よじのぼっているあいだに、ブロック塀は下からどんどんどんどん追加されていき、ついには八〇階建てくらいの高さになっている。
 ブロック塀のてっぺんから地上を見下ろすと、眩暈がする。
(じつは、眩暈がしたかったために、夢を見ていたうちはブロック塀を追加したのではないか?
 夢のなかの自分を危機に陥れたのは、ほかならぬ自分自身ではないか?)
 どうしても、ブロック塀のてっぺんに立たなければならない。
 そういう気分になって、ちょうど飛び込み台の上のような前傾姿勢になったとたんに、ブロック塀は崩れる。
{"Down, down thro' the immense, with outcry, fury & despeir"}

 このような夢のなかで落ちていくイメージを抱いたまま、うちはバンジー・ジャンプ台に行く。
 一度、八〇階建てのブロック塀から落ちたうちには、七階建てレベルから飛び降りるバンジージャンプなど、まったく恐れるにたらない。
 バンジージャンプ台の周りには、なんの遊具もなく、ただ、鉄骨で造られた台しかない。
 バンジージャンプ台の周りには、知り合いが十数名いるが、どの顔にも見覚えがない。
 バンジージャンプ台があるのは、じつは、小学校のなかなのではないか?
 というのも、クッションを抱かないでバンジージャンプ台から飛ぼうとすると、どこからか(職員室から?)管理人がものすごい勢いでやってくるからだ。
 クッションを抱きながら、まったくバンジージャンプを恐れていない自分に気がつく。
 夢は、やはりリハーサルの効果を持つのだな、と自説を検証する。


[メモ書き]
 荒木飛呂彦の画風の漫画。
 ロープ使いのカープ・カブ、彼女から生まれた、両性具有の主人公。


{ }内文章は追記
by warabannshi | 2008-07-09 13:28 | 夢日記 | Comments(0)
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