第183夜 「サガからラガへ」
 勉強会に行く途中の、名もない国道を歩いている。
 勉強会のテーマは、「サガからラガへ」。
 「サガ」は、性(さが)でもあり、サーガ(物語)でもある。
 「ラガ」は、裸(ら)の我(が)。
 名もない国道は、ゆるやかな谷の底をつづいていて、左右は造成地。
 車は一台も通らないし、歩いている人も自分以外にはいない。
 無人の造成地には、なぜか唐突にポケモングッズを入れたUFOキャッチャーがあって、ポケモンの赤いペンケースが、UFOのアームに引っかかっている。
 これは取れるな。取れないはずがない。
 一ゲーム百円だし、取れたら誰かにあげよう。
 そう思って、コインを投入。
 首尾良く、ペンケースを取り出し口に落とす。
 だが、取り出し口から出てきたのは、ふかふかしたモンスターボールのぬいぐるみ。
 ペンケースだったはずなのに。
 おまけにモンスターボールは海賊版のばったもんである。
 その偽物のモンスターボールをもって、勉強会に行く。

 図書館、というか、区民センターのようなところで勉強会は行われている。
 自動ドアを入ってすぐのところに長テーブルがあって、そこに資料がおいてある。
 それらの資料は、勉強会が終わったら返さなければならないという。
 最近は資源不足や食糧不足で、紙もインクも払底しているらしい。
 区民センターの外では、マクドナルドにすごい行列ができている。
 これはマクドナルドのほかには飲食店がないからだ。
 そのマクドナルドでは、黄桜のカッパみたいに胸の大きい女の子が、その乳房を薄切りにしてカルパッチョとして販売している。
 カルパッチョを注文すると、その場で胸を出してすぱすぱと切ってくれる。
 女の子の乳房が消費され、なくなったら、カルパッチョはメニューからなくなるのだろうか? それとも女の子がクビになるのだろうか?
 まるでフォアグラだ。と思う。 
 勉強会の、何人かの出席者はすでに死んでいて、けれど、彼らは死んだまま勉強会に出席している。
 ゴミを払ってあげようと、背中に触ると、すでに冷たくなっている。
 さりげなく、あのモンスターボールを填めこんであげようと思う。
 けれどもどこに填めこめばいいのやら?
 それが失礼にあたりはしないだろうか?
 死んでいながら動いていたのに、モンスターボールを填めたら、動かなくなってしまうのではないだろうか?
 そんなことを考えながら、左手でモンスターボールを握りしめている。

(08年8月9日10:16収録)
by warabannshi | 2008-08-09 22:25 | 夢日記 | Comments(0)
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