第188夜 「レジスタンス活動に関するささやかな疑問」
 都市区画での戦死者の人数がなぜ、たいていの場合、数値でしか表せないのか、という問題について。“名前のわからない死者”の数が多すぎないだろうか?

 答え:都市区画では、たいてい榴爆弾で隠れているレジスタンスを木っ端微塵に吹っ飛ばしてしまうから、だいたいそこにいた人数を推測するしかない。レジスタンスの名簿表があれば、未帰還者が、“名前のわかる死者”になる。

 けれど、犬は?
 戦死した犬はどうなるのだろう?

 答え:レジスタンス活動に加わっていた犬なら、登録票がついているので名前がわかる。

 付記:犬を扱うには、たとえば狂犬病の予防接種などが必要なので、そういう名簿から、“隠れレジスタンス”を判別することができる。 

(08年8月17日10:31収録)
by warabannshi | 2008-08-23 23:07 | 夢日記 | Comments(3)
Commented by 新潟の映画バカ at 2008-08-24 21:03 x
ブレッソンの『抵抗』は素晴らしい!
おひさしぶり
Commented by warabannshi at 2008-08-26 13:58
> 林くん
 おひさし! 
 『抵抗』、観ました。脱獄のプロセスの、回想シーンや政治的意図をほとんど交えない淡々とした描き方に好感。どこかで観たことのある撮影法だなあ、と思ったら、ブレッソンは『スリ』の監督だったのね。

 夢のなかで思い浮かんだのは、『灰とダイヤモンド』とか、『地下水道』みたいな戦時下ポーランドの街並みだった。
 近代ポーランド史(周囲の大国の思惑にひたすら流される)は、悲しすぎる。ポーランド映画はinnovationとresisting を学習させる。
Commented by 新潟の映画バカ at 2008-08-28 07:39 x
ブレッソンの映画は、観客の感情が入り込めないように完成されてますよね。『ジャンヌ』なんて涙を流す瞬間の映像自体を取ってあるし。まったくすごい監督さ。
『ウィスキー』、久々に映画バカの血が沸いた作品です。お勧め。とくにカウリスマキが好きな人には。
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