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論文作成のために、その1:参考文献リストを作る
References


1.Akitsu, M.,(2010) A Japanese tradition of study on agricultural ethics: a critical review of the academic history of 'Philosophy of Agricultural Science', The Report of Grant-in-Aid for Scientific Research (A), Science Based Food Safety Policy; Establishing Risk Analysis, Profession, and Professional Code
2.Barber, Dan, 2014, The Third Plate: Field Notes on the Future of Food, London: Penguin Press
3.Egan, Timothy, 2006, The Worst Hard Time: The Untold Story of Those Who Survived the Great American Dust Bowl, New York: Houghton Mifflin Harcout
4.Food and Agriculture Organization of the United Nations, 1982, World Soil Charter, Rome
http://www.fao.org/3/az897e 
5.Food and Agriculture Organization of the United Nations, 2015, Revised World Soil Charter, Global Soil Partnership , Rome
http://www.fao.org/3/a-mn442e.pdf 
6.Kashiwa, S., 1962, Philosophy of Agricultural Science (in Japanese). Tokyo: Yokendo (reprinted in 1987 from Maruzen, Tokyo).
7.Lilienthal, David E. 1944, TVA : Democracy on the March, London: Penguin Books
8.Montgomery , David R., Dirt: The Erosion of Civilizations, University of California Press, Berkeley , 2007.
9.Sakamoto, K., 1977, Regeneration of Japanese Agriculture (in Japanese). Tokyo: Chuokoronsha.
10.Sakamoto, K. (ed.), 1989, What Is Agriculture for Human? (in Japanese). Tokyo: Gakuyoshobo.
11.Sakamoto, K., 1994, The Method of Applied Science (in Japanese). Journal of Fukui Prefectural University, No.5, 79-94.
12.Sato, J, 2011, Resource Thinking of the “Have-nots”: Sustainable Land and Alternative Vision (in Japanese). Tokyo, University of Tokyo Press
13.Senate Resolution.440 - 110th Congress (2008)
http://www.gpo.gov/fdsys/pkg/BILLS-110sres440ats/pdf/BILLS-110sres440ats.pdf
14.Soda, O., 2006, Philosophy of Agricultural Science: Japanese Perspective. Melbourne: Trans Pacific Press.
15.Soda, O. et al., 2006, The Engineering Ethics in Industries of Agriculture, Forestry and Fisheries (in Japanese). Tokyo: Nosangyoson-bunkakyokai.
16.Tachikawa, M., 2005, Post-Productivist Transition of Rural Japan and Transformation of its Social Representation (in Japanese). Annual Bulletin of Rural Studies, vol.14, 7-40.
17.Thompson, P. B., 1995, The Spirit of the Soil: Agriculture and Environmental Ethics. London: Routledge.
18.Thompson, P. B., 2007, Agriculture and Working-class Political Culture: A Lesson from The Grapes of Wrath. Agriculture and Human Values, 24, 165-177.
19.Tocqueville, Alexis de. (2004). Democracy in America; translated by Arthur Goldhammer. New York: Literary Classic of the United States, Inc.
20.Wolfe, D, 2002, Tales From The Underground: A Natural History Of Subterranean Life , New York: Basic Books
21.Worster, Donald, 1992, Under Western Skies: Nature and History in the American West, Oxford: UK Oxford University Press
22.Zimdahl, R. L., 2006, Agriculture’s Ethical Horizon. Burlington, MA: Academic Press.

追記
・Logan, W.B., 2007, Dirt: The Ecstatic Skin of the Earth. New York: W.W.Norton & Company
by warabannshi | 2015-11-13 12:23 | メモ | Comments(0)
【読.003】和田朋子(2013)『増補改訂版 はじめての英語論文』すばる舎 カスタマイズ⑥
【本論:議論のまとめと応用】

基本表現.35 議論のまとめ:結論づける
It is interpreted from ~ that …
 ~から…ということがわかる
基本表現13(用語を定義し、文脈を明らかにする)、32(生じうる状況の可能性とその度合を示す)、33(自分の推測や解釈を示す)を対応する部分。

基本表現.37 議論のまとめ:結論づける(続)
We have come to the conclusion that …
 …という結論に至った
現在完了形を使うと、時系列を明確に伝えることができたり(経験)、原因と結果の因果関係を示す(継続)こともスムーズに行くという話。
{経験:The number of population who has gone through WW2 is becoming smaller.
{継続:The citizens in the Middle East have suffered since the 1940's.

基本表現.38 議論のまとめ:結論づける(続々)
It seems natural to conclude that …
 …という結論に至るのが自然であろう
このとき、主語にIやWeを使わないこと。それにしても結論付けの表現が多いな。



基本表現.25 議論の応用:効果を述べる
A enables B to …
 Aは、Bが…することを可能にする
研究テーマとその解決にどんな意義があるかの説明。allows, makes, helpsを使い分けてニュアンスを変える。基本表現.05 論文の重要性を述べると関連。

基本表現.26 議論の応用:研究成果の利点・欠点を述べる
~ has the advantage (disadvantage) that …
 ~には…という利点(欠点)がある

基本表現.28 議論の応用:結論をふまえて、何が言えるか
Taking ~ into account, the discussion turns to …
 ~をふまえると、議論は…に移る
自分の研究がどのように応用できるか、派生して論じられることは何かについて。

基本表現.34 議論の応用:成果をふまえて提案する
It is suggested that …
 …と提案される
これは議論の終盤でないとできない。「結論をふまえて、何が言えるか」を述べた後で、提案に移る。

基本表現.36 議論の応用:成果をふまえて提案する(理念ver?)
More attention should ne paid to the fact that …
 …ということにもっと意識が向けられるべきだ
こういうふわっとした示唆は、序盤で「なぜにこのテーマについて広く議論がなされているのか、そして自分もその議論に加わるのか」を示すときに用いる方が多くはないか。説教臭くなるから後ろの方が良いのか。
例)In Japan, It is critical that experts gather their erudition to come up with ways to protect people's living environment.

基本表現.39 議論の応用:当該研究がどのように展開されるべきか述べる
A further study of ~ should be conducted.
 ~に関するさらなる研究が行われるべきである

基本表現.40 議論の応用:当該研究分野への貢献を祈る
It is hoped that ~ will contribute to a better understanding of …
 ~が、今後の…のより良い理解のために役立つことが望まれる

以上!
by warabannshi | 2015-11-13 05:08 | メモ | Comments(0)
【読.003】和田朋子(2013)『増補改訂版 はじめての英語論文』すばる舎 カスタマイズ⑤
【本論:結論の提示】

基本表現.21 結論の提示:明らかになったことを示す
It is evident from ~ that …
 ~から…ということが明らかになった
論証を通じて明らかになったことの提示。文頭で、It became clear that … とすれば、この段落がどういう位置づけか示すことができる。

基本表現.29 結論の提示:文と文をつなげる
on this point …
 この点で…:それまで述べてきた内容をもとに、何らかの結論を出すときに
In relation to this …
 これに関連して…:新しい情報・話題を提供するときに

Judging from ~, …
 ~から判断すると、 …
Considering ~, …
 ~を考えると、…
Focusing on ~, …
 ~に注意を集中させると、…
分子構文を使うと、原因や理由の説明に自然につなげられる。

Prior to ~, …
 ~に先立って、…
Following ~, …
 ~の後に、…
In the course of ~, …
 ~をしている中で…
「…」の内容がどのような時間的関係にあるかを示す。基本表現.18 仮説の論証:データや根拠を引用するをまとめるときに。

基本表現.30 結論の提示:どのような条件下で有効なのかを示す
as far as ~ is concerned, … . Therefore, it is safe to say that --
 ~について言えば、…である。そのため、--と言って構わないだろう
隠れ重要表現。どのような条件・範囲で有効な研究成果なのかがゆるゆるだと、無駄に威勢がよくなったり、すっとぼけた結論になるので。「特定の条件の範囲内でならいつでもどこでも誰でもこの見解は使えるよ」の、「特定」の詳述は大事。どの分野においても、無敵の理論なんてないわけだから。
例)It can be concluded that, as far as the observations of the experiment is concerned, the chemical inflicts no harm human body.
by warabannshi | 2015-11-13 04:57 | メモ | Comments(0)
【読.003】和田朋子(2013)『増補改訂版 はじめての英語論文』すばる舎 カスタマイズ④
【本論:仮説の論証】

 提示された仮説が「適当なでっちあげでないことの証拠」と「その証拠の確からしさの提示」を段落を重ねて示していく。よく論旨の「結論」に当る部分が「主張(claim)」と言われるけれど、無駄にポレミックな感じがして馴染めない。持ち運び可能で、特定の条件の範囲内でならいつでもどこでも誰でもこの見解は使えるよ、もしかしたら思いもしない別の厄介事に対処できるかもね、ということを示したいだけなのだが、個人的には。

基本表現.13 仮説の論証:用語を定義し、文脈を明らかにする
~ can be defined as …
 ~は…と定義される:グループによって定義が異なることを示すときは、受動態ではなく能動態、A define ~ as …にする。
~ be regarded as …
 辞書的な定義ではなく、一般的にそう考えられている、しばしばそう呼ばれる、といったニュアンス。
~ be referred to as …
 すでに定義したい状況や仕組みなどの内容が論文のなかで議論されていて、その総称を示すときに用いる。
文脈を明らかにして、この論文がどの分類項目に属しているかをあらためて明示する。基本表現.07 先行研究の紹介:分類をすると関連。

基本表現.14 仮説の論証:順序立てて説明する
The first to be notice is that …
 まず最初に注目されるべきは…
The second point to be considered is …
 2点目に考慮されるべきは…

基本表現.15 仮説の論証:比較・対照する
In comparison with ~, … is [比較級]
 ~と比べると、…は[比較級]だ
何と何を比較しているかは段落の冒頭で示す。段落は、比較するポイントごとに分ける。あるいは、段落ごとに、片方、もう片方と説明を分ける。

基本表現.16 仮説の論証:一致している/似ている
same, identical, matching, parallel, equivalent, agree with
 一致している
similar, comparable, almost identical
 似ている

基本表現.17 仮説の論証:例を挙げる
~ is a typical example …
 ~は…の典型例である

結論を述べて、例を挙げるのは一般的なやり方。excellent example(適例)、extreme example(極端な例)、rare example(ちょっと変わった例)などの表現も。

基本表現.18 仮説の論証:データや根拠を引用する
According to ~, …
As ~ points out, …
 ~によれば、…である

王道表現。To continue along the line of approach suggested by ~, …は、基本表現.10,11 先行研究の紹介:見解が一致している/していないと相関。

基本表現.19 仮説の論証:実験方法や検証の手順を説明する
In …, samples of ~ were gathered.
 …の実験では、~の参加者が集められた。
実験をしたりアンケートをとったりするタイプの研究で論文を書いたことがないので一度も使ったことがない。

基本表現.20 仮説の論証:表やグラフを説明する
This is a table shows …
 この表は…を示している
As ~ indicates, …
 [表の]~が示すように、…である

基本表現.22 仮説の論証:因果関係、ある事柄がもたらした結果を強調する
~ have resulted in…
 ~は…という結果になった
~ turned out to …
 ~は…という[予期されない]結果となった
Consequently, でも可。半ば物語仕立てで発表なり授業なりを構成するので、因果関係の太さ・細さのニュアンスを論文でどう表現するかは、個人的に非常に重要。

基本表現.23 仮説の論証:因果関係、ある事柄がもたらした原因を強調する
The (central) cause of ~ is …
 ~の(主な)原因は…にある
~ is held responsible for …
 ~は…の一因になっていると考えられる
Due to,でも可。

基本表現.24 仮説の論証:理由・根拠を述べるbecause以外の方法
~ in that …
The reason ~ is because …
 ~である理由は…である
becauseは理由・根拠に注意を向けたいとき、in thatは事実と理由の関連性に注意を向けたいときに用いる。
by warabannshi | 2015-11-13 04:46 | メモ | Comments(0)
【読.003】和田朋子(2013)『増補改訂版 はじめての英語論文』すばる舎 カスタマイズ③
【本論:仮説の提示】

「解けそうなのに(そして解かれることが別分野からも待たれているのに)まだ白黒ついていない課題」が見つかり、それを示し終えたら、次は「この課題について、自分はこのように推論している」という仮説の提示。

基本表現.31 仮説の提示:これまでの議論のハイライト
It should be noted that…
 …について、強調されるべきである
What is to be noted …
 注目されるべきは…である
It is important that …
 重要なのは…である
Most of all, …
 第一に、…
これまでの議論のハイライトを通して現状の問題点を確認することは、先行研究の引用・紹介においてもやっておいた方が良い。基本表現.03 現状の問題点を指摘するを掘り下げたもの。
例)It should be noted that the rapid population increase in Sub-Saharan Africa has outpaced its food productivity, through a majority of its working population is engaged in agriculture, especially crop production.

基本表現.32 仮説の提示:生じうる状況の可能性とその度合
It is possible that …
 …であるという可能性がある
It can be said …
 …と言うことができる
(*) could < might < may < can < should < will < must の順に可能性が高くなる。

基本表現.04 研究の手薄さを指摘すると関連するトピック。「こういうことが生じる可能性があるが、まだ対処がされていない」。
例)
It is possible that the rise in the value of Euro would lead European economy to an inflation that could stagnate its sustainable growth.

基本表現.33 仮説の提示:自分の推測や解釈を示す
It can be presume that …
 …と推測できる
It seems right to presume that …
 …と推測するのは正しいだろう
~lead us to presume that …
 ~によって…と推測できる
One interpretation of ~ is …
 ~の1つの解釈として…と言える
これをどのタイミングで持ってくるかで悩む。早すぎれば結果ありきの立論という印象になるし、遅すぎれば論点がぼやける。とはいえ、Abduction(仮説形成)をしない論文であろうか!
例)Reviewing some of studies on people's perception of the term nationalism, it can be presume that there is a close relationship between …
by warabannshi | 2015-11-13 04:31 | メモ | Comments(0)
【読.003】和田朋子(2013)『増補改訂版 はじめての英語論文』すばる舎 カスタマイズ②
【本論:先行研究の検討】

先行研究に関する詳しい検討は、導入(基本表現03,04)で、As described later,付きで述べたことについて、分類、引用(紹介)、比較、疑問の投げかけを行う。

基本表現.07 先行研究の紹介:分類をする
~ can be classified into …
 ~は…のように分類される
~ is classified as … because --
~ belongs to … in that --
 ~は…として分類できる。なぜなら--
コラムで「先行研究の整理・分類は研究者の腕の見せ所。本論での議論に沿うよう、わかりやすくスマートで説得力のある分類方法を提示できればほぼ成功」と書いてある。まったく同感。ある事例がどのグループに分類されるかを、理由を述べながら示すときに用いる表現も含めて押さえておく。

基本表現.08 先行研究の紹介:「述べている」の使い分け
~ claims that …
 …と主張している:論文の論旨に関わるポイントについての先行研究の紹介に
~ points out that …
 …と指摘している:既に述べている内容に対して訂正や反論をするための引用に
~ notes that …
 …と特筆している:既に述べている内容に対して一部を強調したり情報を追加するための引用に
~ mentions that …
~ says that …
 …と言及している:ある人物がこの事項について触れていることを示すときに

基本表現.09 先行研究の紹介:「説明している」の使い分け
~ clarifies that …
 複数の物事の違いや、それまで誤解されていた内容を訂正するときの「説明」を紹介するときに
~ defines …
 概念の定義の「説明」を紹介するときに
~ describes that …
 物事や状況の描写的な「説明」を紹介するときに
~ accounts that …
 物事や状況の背景や、どうしてそうなったかの経緯・原因の「説明」を紹介するときに

基本表現.10,11 先行研究の紹介:見解が一致している/していない
The present author agree/disagree with ~ in that …
 筆者と~は…という点において見解が一致している/していない
何についてどのような観点で一致しているのか? そこから何が言えるのか?
例)The present author agree/disagree with Negishi (1996) in that the reading subskills would be better described when they are illustrated in dimension rather than in a list or taxonomies. Therefore, in the present study, the prime interest is to seek for a model which descibes how these dimensions could be conceptualized.

基本表現.27 結論の応用:研究成果がどのように応用できるかを示唆する
A can be applied to B
 AはBに応用することができる
自分と見解が一致している先行研究の枠組みやモデルを引用するときに使える表現。

基本表現.12 先行研究の紹介のまとめ:残っている疑問を示す
The question has remained unanswered whether…
 …については未だ疑問が残る
解決されていない論点を取り上げるときに用いる表現。「基本表現.04 研究の手薄さを指摘する」をさらに掘り下げたものと言えるか。
by warabannshi | 2015-11-13 04:15 | メモ | Comments(0)
【読.003】和田朋子(2013)『増補改訂版 はじめての英語論文』すばる舎 カスタマイズ①
「英語論文の基幹表現40」の順番他を入れ替えたもの

【序論】

基本表現.01 導入をはじめる
There has been a great discussion about …
 …については広く議論がなされてきた
論文を書く前に、現在広く議論されているテーマをまず調べる(調べないと書き出せない)という流れを作る上で教育的な出だし。

基本表現.02 過去の研究を概観する
Several studies have proved that …
 いくつかの研究が…ということを明らかにしている
~ take the approach that …
 ~は…という立場をとっている。
~ argue that …
 ~は…を主張している。
これも、論文を書く前に先行研究にあたらなければならないことを示唆する教育的な出だし。先行研究をいくつに分類してそれぞれどれくらい言及するか。前もって分量を決めて遵守すればよいのだが、だいたいいつもあれもこれも状態になる。

基本表現.03 現状の問題点を指摘する
The problem seems to lie in the fact that …
 問題は…という点にある
「なぜそれが問題なのかを相手に合わせて伝えること」は日本語でも苦手。できるだけ誤解の余地のないようにしたいと常々思う。

基本表現.04 研究の手薄さを指摘する
There has been little study done concerning …
 …については、あまり研究がなされていない
「解けそうなのに(そして解かれることが別分野からも待たれているのに)まだ白黒ついていない課題」について。

基本表現.05 論文の重要性を述べる
It is important that … is discussed.
 …が議論されることは重要である
基本表現.04と併せて、「まだ白黒ついていない重要な課題がある」→「この論文で白黒つけておききました」と流れるように使いたい。
例) Little attention has been given to the poor condition of child labor existent in many of the developing countries. Therefore, it is important that how these conditions can be made to improve economic reform in those countries is urgently discussed.

基本表現.06 主題や目的を述べて導入をしめくくる
The present study was undertaken in order to …
 この研究の目的は…
The study put its focus on …
 特に…に焦点が当てられる
2文に分けて概要を説明する。
例) The present study was undertaken in order to seek a way of how reading could be described. The Study puts its focus on …
by warabannshi | 2015-11-13 04:03 | メモ | Comments(0)
【読.002】Dan Barber The Third Plate: Field Notes on the Future of Food (Penguin Press, 2014) 抜粋
・ドナルド・オースターによれば、第一次大戦後、アメリカ中西部の穀物経済は鉄道などその他の産業経済と切り離せなくなった。
Historian Donald Worster argues that by the time the war effort ended, the Midwest's grain economy had become inseparable from the industrial economy. “The War integrated the Plains farmers more thoroughly than ever before into the national economy – into its networks of banks, railroads mills, implement manufactures, energy companies – and, moreover, integrated them into an international market syste.”(*) The grasslands were remade. There was no turning back.

(*) Donald Worster Under Western Skies: Nature and History in the American West (Oxford, UK Oxford University Press, 1992), 99


・ティモシー・イーガンによる、ダストボウルを受けた1935年のSoil Conservation Act成立までの経緯。
One of the largest of the storms hit in the spring of 1935 – Brack Sunday. It didn’t die in the prairie but moved east, gathering strength as it went.
The following Friday, a scientist named Hugh Bennett stood on the floor of the U.S. Senate, arguing for the creation of a permanent Soil Conservation Service. Even through photos of Black Sunday had appeared in newspapers around the country the same morning, most senators believed they had already done enough for the people of the prairie. Just as Bennett was wrapping up his plea, an aide appeared at the podium and whispered in his ear. “Keep it up”, he said. “It’s coming.” Bennett kept talking. A few minutes later, he stopped talking. The chamber turned dark. A giant copper dust cloud blew through Washington for an hour.
“This, gentleman, is what I’m talking about.” Bennett said, pointing to the windows. “There goes Oklahoma.” Eight days later, Congress signed the Soil Conservation Act into law. Some call the incident the beginning of the environmental movement in America(*).

(*)Timothy Egan The Worst Hard Time: The Untold Story of Those Who Survived the Great American Dust Bowl (New York: Houghton Mifflin Harcout, 2006) 227-8


・アレクシス・ド・トクヴィルは『アメリカの民主主義』のなかで、農民が自然保護論者というよりも資本家のような態度で農業に臨んでいると指摘している。
As Alexis de Tocqueville noted in his famous study of the country, farmers approached farming with the attitude of capitalist rather than conservationists. “Almost all the farmers of the United States combine some trade with agriculture; most of them make agriculture itself a trade,” he wrote in Democracy in America. “It seldom happens that an American farmer settles for good upon the land which he occupies.”

・フランク・エグラー「自然は私たちが考えるほど複雑ではないが、私たちの考えがおよばないほど複雑なところもある」
A little ignorance keeps ud fom wrongly thinking it's humbling to not know the "how", and in the end it's probably a lot healthier. In the words of ecologist Frank Egler "Nature is not more complex than we think, but more complex than we think."(*)

(*)Frank Egler, 1977, The Nature of Vegetation, Its Management and Mismanagement, Norfolk, CT: Aton Forest Publishers, 2

・デヴィッド・ウォルフ「私たちは皆、地下視覚障害なのだ」
As ecologist David Wolfe says, human beings are "subterranean-impaired."(*) We're unable to see what's underneath us. It look a visit to the control room (and, as I stood in the ditch, a nematode's view of the underworld) to change how I looked at a landscape: what we see aboveground -- the plants, trees, wildflowers, shrubs, and grasses -- is mirrored by root systems belowground.

(*)David Wolfe Tales From The Underground: A Natural History Of Subterranean Life (New York: Basic Books, 2002) 6
by warabannshi | 2015-11-12 19:34 | メモ | Comments(0)
Tweetまとめ:地域再生のコンセプト
2012年08月02日(木)

福田ゼミでの合同読書会から帰宅。地域再生のコンセプトとして「風土性」を提起するときの、可能性と注意点など、新しい角度から考えられて良かった。以下、ちょっと備忘。

・「青少年のモラル崩壊」が問題視されるが、べつに青少年に限ったことではなく、「壮年、老年層におけるモラル崩壊」(60代以上の暴行・傷害など粗暴犯の数は十数年前に比べて約20倍。高齢者増加数に対する粗暴犯検挙率も、日本は高ランク)も含めて、それを食い止める仕組みが、地域には必要。

・地域社会学は、農村社会学から分岐したもの。家村論の放棄+アメリカ型コミュニティ論の導入(1969 年「コミュニティ-生活の場における人間性の回復-」http://t.co/uFHosRgr)。実質的には、失敗。現代の風土論はこの失敗をふまえる。

・地域論は、それがどのような社会運動、政治運動の文脈を帯びているかに意識的でないと、からめとられる。例えば、和辻風土論は日露戦争後のナショナリズムと親和的。「自然」という語もけっして中立的ではない(cf.J.A.トーマス『近代の再構築―日本政治イデオロギーにおける自然の概念』)。

・風土のモラル、地域社会の規範について論じるときは、「移動」の問題を無視してはならない。外部から来た移住者にとってのモラルと、その土地の定住者にとってのモラルがどのような相互関係を持ちうるか。とりわけ、労働人口ががりがり減っていくこれからの日本において、移民受け入れの話と連接。

・人口減少と、道路や橋や上下水道などのインフラの寿命(http://t.co/0tjZLWNg)から考えても、すべての地域村落を存続させることは、不可能。だからといって、「村が消えたのは自己責任です」「淘汰です」と澄ましていられるほど鉄面皮でもない。でも、不可能。どうする?
by warabannshi | 2015-10-02 03:24 | メモ | Comments(0)
読.001『できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか』
ポール.J.シルヴィア, 高橋さきの訳(2007=2015)
『できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか』講談社
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=984061531536

 「たくさん」書けることが「できる研究者」かどうかは別として、「最低限書ける研究者」になるために読む。「できるかぎり多く働けば、一日あたりどれくらい書けるか」という自問ではなく、「○○と××を書き終えて、そして他の時間を思い煩うことなく楽しく過ごすにはどのように書かなければならないか」という自問から、研究者にとってのライフハックは生まれるのではないか。

[目次]
第1章 はじめに
 「本書を読む際には、書くという作業が、競争でもゲームてもないことを心得てほしい。どれだけたくさんの量を欠いてもよいし、少ししか書かなくても良い。自分が書きたいと思うよりたくさん書かなければならないなどと思い込まないこと。著作数や論文の多い研究者が、すばらしい研究者だと勘違いしないこと。論文を公表する一番の理由は、科学の世界でコミュニケーションをはかることにある。論文や書籍を出すことは、科学というプロセスの当然かつ必須の目標だろう」(7頁, 一部改変)
 本当にそう。

第2章 言い訳は禁物―書かないことを正当化しない
 「一気書き」については否定的。大事なのは、執筆日数や時間数ではなく、規則性であると。
「自分の執筆時間は、断固として死守せねばならない。執筆時間はすでに割り振り済みなのである」(16頁)。
 執筆時間のなかに目次や章の構成の時間は含むのかと思っていたら、やはり含むのか。文献を読むのも、校正刷りをチェックするのも、執筆方法に関する書籍や記事を読むのも。
「書くというのは文字を入力するだけではない。書くというプロジェクトを遂行する上で必要な作業はすべて執筆時間である」(20頁)
 しかし「書くというプロジェクト」の兵站のために、紅茶を淹れたり、洗濯物を畳んだりするのは、メールの返信をしたりするのは、これは許されるのだろうか。

第3章 動機づけは大切―書こうという気持ちを持ち続ける
 「動機付けは、具体的であれ」。
 著者が心理学者だからか、動機付けとかの話になると参考文献が良く出てくる。本書は類書と違い、ちゃんと巻末に引用文献一覧がある。とても好ましい。なぜ啓発本やハウツー本には文献リストをつける慣習がないのか。
 ともあれ、目標を書き出し→優先順位をつけ(1.校正刷や入稿用原稿のチェック, 2.〆切ありの事項, 3.再投稿のための原稿修正, 4.新たな原稿を書く)→進行状況を記録する(ワード単位)という流れは、目新しくはない。ただ、執筆時間に助成金の申請,事務文書の執筆を入れるのは予想外だった。それならメールの返信もありということになり、執筆時間はまるまるメール返信に当てられかねないのだけれど、その辺りの線引きはどうするのだろうか。
 そして、自分の場合、Twitterでいろいろメモしている時間は、馬鹿にならない執筆時間だったということもわかった。著者が行っているワード数による進捗管理は、Twitterによるツイート数で代替できるのではないか。今回なら、14ツイート。平均して100字くらいとして、1400字/時。読書記録ではなく、正味自分の頭で考えた事柄を蚕が糸を吐くように書いていってこの文字数になるか否か。増えるのか減るのか。
そして、それらのTweetを流しっぱなしにするのではなく(必要になったらTwilogで検索すれば出てくるだろうから、特にいままで編集してこなかったけれど)、こうやってブログにまとめようと思う。この決心をさせた点で、本書は読む価値があった。

第4章 励ましあうのも大事―書くためのサポートグループをつくろう
 特に言うべきことなし。アンソニー・トロロープという作家を知る。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%88E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%97-107011
 そういえば無頼派で知られる太宰治も、毎朝決まった時間にGペンで原稿を書いていたという逸話が。

第5章 文体について―最低限のアドバイス
 「まず書く、あとで直す」。これも重要。というか、それ以外に何があるのか。

第6章 学術論文を書く―原則を守れば必ず書ける
 「アウトラインを作成せずに文章を作成してはならない」。一気書きした後で目次を作るという手順で卒業論文を書いたせいで、いまだに書く前にアウトラインを作るのが苦手。とはいえ、これもシラバス作るように時間をかければなんとかなるのかも。

第7章 本を書く―知っておきたいこと
 アウトラインの話。「しっかりした目次なしに書き始めることだけは禁物だ。本書について言えば、各章の中身を書きはじめるまでに2ヶ月くらい目次と格闘していたように思う」(137頁)。じつに安心する。草稿を章ごとのファイルに放り込んでいく形式は良い。

第8章 おわりに―「まだ書かれていない素敵なことがら」
 スケジュールを立てようという話に始まり、ワード数で進捗を管理することを紹介し、アウトラインなしの執筆は無謀だと戒める。そして最後に「それらをするのは、まとまった時間に執筆以外のことをして人生を楽しむため」で締める。うむ、アメリカン。
by warabannshi | 2015-08-23 01:46 | メモ | Comments(0)



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