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第25夜 「特攻隊」
 船員のための三段ベッドの一番上で、眼が覚める。
 自分はなにかの特攻隊員で、出撃命令を待っている。
 ツクツクホーシが鳴いているけど、ここは真夏の海上で、部屋には誰もいない。
 机の上に食べかけの苺ジャムの瓶がある。
 ちょっと舐めようと思ったら、真っ白にカビが生えていて、蓋がしまっているのに生臭い。

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by warabannshi | 2007-08-29 12:50 | 夢日記 | Comments(0)
revival.4 「キャッチングセンター」 2005.4
 下駄履きで征くバッティングセンターは、大好きさ。いままで時代遅れの暴走で発散させていた青春のエナジーを昇華するのに、バッティングセンターはうってつけだよ。ほら、あの金属バットの感触がね。がぢッって、打擲したときの瞬間がね。眼底が結晶化するようだとは、ねえ、そうは思わないか。ただ球を打たせるだけの商売だ、などと考えたこともない。考えたら、また暴れたくなる。暴れたら最後、自力更正の道はたたれ、お天道様の下を歩けなくなる。修羅道、餓鬼道、畜生道に逆戻りだよ。いやだ。なにも考えるな。なにも考えるな。
 考えちゃいないんだけど、躰は正直。一定のリズムで金属バットを振るっていると、大臀筋はだんだんとさらなる刺激、脳はエンドルフィンの甘い愉悦を求めて、痙攣・脈動をはじめる。そこでぼくは一工夫。体中にギブスをはめたり、ひそかに鉄球を持ち込んで、大リーグボールを想定したりして、刺激の促進を図った。(はじめたころは鼻の骨を折ったりとかあったけどね)。
 けれど、この頃物足りない。
 どきどきが必要なんだ、人生には。絶えず。
 退屈は老化を早めてしまう。退屈は、性ホルモンの分泌を低下させる。ぼくは、青春のエナジーを昇華したいだけだ。霜枯れたいわけじゃない。そこで、ぼくは、どきどきするための秘術を体得した。つまり、便所のドアを開ける手前で放尿の体勢を整えるのである。チャックの開閉に手間取ると失禁の憂き目をみることとなる。人間うまくできているもので失敗はしない。だが、なぜかどきどきしてしまう。なぜかどきどきしてしまう。と、二回呟きながら、不満顔で商店街を歩いていると、
 あったんだよ。
 代打センター。
 三〇〇円を入れて、朝九時にゲームをスタート。
 控え室で素振りをしていると、八回裏の十一時ごろに代打のチャンスが回ってきた。
 ピッチングマシーンに敬遠されて、ファーボール。
 三〇〇円返せ! って、暴れたら、駆けつけた従業員にバットで背中といわず顔面といわず殴打された。従業員の罵詈雑言を浴びつつ路上に蹴り出されたぼくは、しばらく死んでいた。通りがかりの僧侶に助けられ、なんとか息をふきかえしたものの、当然、腹の虫がおさまらない。力は有り余っているのに、社会の不条理に負けている。ぼくは二十年来、毎朝欠かさず饂飩にホウレン草をあしらった「ポパイうどん」を食べてきた。だが、いくら腕力を誇ってみても、世間はぼくを見縊る。なぜだ。わからない。うう。こうなったら餅を焼いて乗せてみようか。「力・ポパイうどん」だ。ポパイだけでも力強いのに餅が入ることによってさらに「力」が追加される。これに蒲鉾を二枚乗せると完全版の「力・ポパイうどんファイナルエディション」になる。三つ葉を散らした限定版は「力・ポパイうどんファイナルエディションリミテッド」。強そうだ。
 ちがう! そんなことはどうでもいいのだ!
 認めたくないものだが、所詮、饂飩は饂飩だ。どうしてくれよう。と俯き加減で歩いていると、
 あった、あったよ。
 キャッチングセンター。
 ここには、金属バットの快音は響かない。だが、此処だと思ったね、ぼくは。捕手。これこそ、ぼくが求めていた愛と誠実の象徴であった。
 このポジションの役割は、ただ投手の配球をリードするだけじゃないんだよ。キャッチャーこそチームの背骨。守備についている野手へ適時、布陣を指示したり、何より監督が目指す野球を理解しなくてはならない。捕手を中心とした、チーム全体の意思としての守備。これこそがペナントを制する秘訣なんだね。ほら、テレビに映ってる時間もいっとう長いし。世界に散らばる一億の捕手に祝福を。それにひきかえ、なんだこれは。金属バット。これこそ、ぼくの生涯を狂わせたものであった。芯を外した打ち損ないの打球でも、力でヒットになってしまうというたわけた仕様が人を堕落させるのだ。かくいうぼくも犠牲者の一人だ。卑怯者、悪漢、偽善者などとともに、呪われよ、金属バット。
 まばゆい白球と芳しい合成革しかないキャッチングセンターこそ、我が安住の地、骨を埋める楽土であると、ぼくは確信した。ははは、めでたい! 吉祥! やっぱり佐々木のフォークはフォークが来るってわかってもパスボールしちゃうんだよね。最後は松坂のストレートできめるのが通だね、とその日は家路についた。ミット、マスク、プロテクター無料レンタル有なのが、うれしい。やっぱり、人間として生まれた以上、便所でどきどきなどをしてはいけない。なにが秘術だ。笑わせるな。放尿などという下世話なもので興奮するなど、はっきり言って学童~中坊レベルである。そういえば昔、あったなー。酔って寝こんだ友達を強制的にオモラシさせる方法。酒を呑ませて酔っ払って寝ているやつの手を、温水を入れたバケツに突っ込む。このまま放置すると、必ず、失禁します。必ず、失禁します。と、二度呟きながら、帰宅。我が家で肉うどんをすすって寝た。
 それから毎日、満天下の働き奴たちと同じように、朝日とともにポパイうどんを食い、キャッチングセンターに下駄履きで征き、日没とともに帰る規則正しい生活をぼくも送ることとなった。そして日々、興奮と愉悦に浸っていた。いつのまにかキャッチングセンターは口コミで広まり、会社帰りのサラリーマンとかも混じるようになった。皆、静かに笑ってキャッチングに耽っていたのである。
 しかしながら、世間は修羅。
 火宅の車輪を回すのは、衆生の業欲。
 キャッチングセンターが人気を集め出したと見るやいなや、その審判をするジャッジングセンターが出来た。瞬く間に、3塁からダッシュするバックホームセンター。選手に指示を出すサイニングセンター。実況中継をするアナウンサーセンターなんかできてもう、まじ、わけわかんない。いつのまにか観客席まで出来てるしさ。物見高い群衆が六段にひしめきあって前の方なんか圧死寸前。いまもぼくがキャッチングにいそしんでいると、子どもの泣き声、酒飲みの哄笑、花売り娘の凝視。天井桟敷から白い紙吹雪が舞った。いいかげんにしろ、てめーら。だが、ぼくの瞋恚の炎に油を注ぐように響く、むやみに甲高い声。「うわ」「それお前、前の打席にホームラン打たれたのと同じ球」「うそー?!」「火消し役が火達磨になってどうすんだよ」「もう、やってられるか、ばーか!」とうるさいうるさい。すっかり頭にきたぼくは、実況席でわなないている虚弱サラリーマンをどつきまわし、少しばかり痛めつけてやった。ら、駆けつけた屈強な従業員たちに五体を指叉で押さえつけられ、地べたに磔にされた。観客席からは群衆が雲霞のように押し寄せてきてぼくをめためたに打擲・嘲罵。腹を蹴られ、唾を吐きかけられ、膝や肘を踏み砕かれた。
 髪と爪をあらかた抜かれ、半分、屍となってぼくは広場に転がっていた。悲しくて悔しくて血の涙が頬を伝った。く、くそう。三十二年もうどんを食ってきてこの有様とは情けない。こんな姿ではもはや人道を歩むことはままならぬ。ぼくはただ、青春の昇華をしたかったのだ。ああ、だめだ。もうすべて、だめだ。と、天を仰いだら、
 西極に沈んでいく本当に真っ赤な夕陽。
 拝みだす老婆、十字をきる牧師。彼らに混じって、ぼくは静かに祈った。
 この世のどこかにあるという、
 完全なキャッチングセンターのために、祈ったのである。
by warabannshi | 2007-08-16 00:06 | Comments(0)
revival.3 「ブッディストビーチ」 2005.5
 ついに。
 ついにたどり着いたんだ。
 こここそが。
[BUDDHIST BEACH]
 すごい。噂どおり坊主ばっかりだ。
 頭皮にばかり目がいってしまう。
 磨き上げられた皮膚に真夏の陽光が乱反射している。
 白い砂浜に打ち寄せるさざ波のゆらめきと見まごうばかりだ。

 でも、なんでこんな不気味なビーチが?

「職業病のせいなのです」
 合掌した色白の小坊主がいつのまにか俺の背後に控えている。
「海水浴は、血行不良に効くんです。ほら、わたくしどもは終日正座ですし、衣は薄手ですし」
 ああ、なるほど。職業病ね。
 俺も料理人だったころは胃潰瘍と水虫で、体、ボロボロだったよ。
 坊主もつらいんだなあ。
 衆道文化が根強く伝承されてるから、痔とかまじ頻発でしょ?
 「やまいだれ」に「てら」と書いて「痔」だもんね。まじファックだね。
 それにしても、肥えた坊主が多いんじゃない?
「それはですね」
 もう一人のピンク色の海パンの小坊主が答える。
「法衣は、帯を腹部ではなく、腰に巻くのです。そのためにある程度は腹が出ていないと、帯がずり上がり、裾がはだけてしまうのです」
 そりゃ大変だな。若旦那とか乱心したお殿様みたいな坊主は、俺も厭だ。
 でもバーベキューやってますよあそこで。
「あれは三種の浄肉だからいいのです」
「獣の肉しか提供できない者からの布施を拒むことは、彼らから善行を積む機会を奪うことになります」
「ゆえに、①自らが殺した獣でない。②殺される現場を見ていない。③自分に供するために殺したと聞いていない獣なら、松坂牛だろうがイベリコ豚だろうが構わないのです」
 へえ。へえ。へえ。
 でも一番絞りってのぼりが立ってますよあっちで。
「般若湯ですが、何か」
「ああ、ダーリンが呼んでいますので拙僧たちはこれで」
「ごゆっくり、養生なさってください」
 肉食女帯かよ。まあいいや。
 俺もこのブッディスト・ビーチで仏的生活を送ろう。
 でも、あの小坊主たちの駄弁も一理ある。
 酒を呑まずに悟った悟りなど、酒を呑んだら消えてしまう悟りじゃないか?
 そんな悟りなんて、さっきの小坊主たちの駄弁より説得力を持たないのではないか?
 真実の有難い悟りとは煩悩の底なしの泥濘にまみれながら、見いだすのではなかろうか?
 と思いながら、日焼け止めクリームを全身に塗布。

 腹部を塗っていたら、突然、釈迦無二が水平線に出現した。
 全長三〇〇メートルはあるだろう。
 なんか、金色の入道雲みたいだ。
「わたしは しゅじょうを ねはんに みちびく」
 ファミコンのRPGみたいにしゃべる釈迦無二だ。
「わたくしども、声明も涅槃に導いてくれるのでしょうか?」
 さっきの小坊主が、立ち上がって釈迦無二に質問してる。
「もんだい ない」
 釈迦無二の言葉が、俺の脳に直接響いてくる。
 でも、釈迦無二の声はファミコンの声だ。
「僕、盗んだスーパーカブに十二年間乗ってるんですが、それでもいいでしょうか」
「前も後ろも童貞じゃないんですが、それでもいいでしょうか」
「となりの貧乏寺を金でつぶしたこともあるんですが、それでもいいでしょうか」
「お布施を倍に増やすつもりでスッちゃったことあるんですが、それでもいいでしょうか」
「後輩のコスプレビデオ、ヤフオクで転売したことあるんですが、それでもいいでしょうか」
 浜辺からものすごい数の告解がなされる。
「もんだい ない」
 お釈迦さまあ、お釈迦さまあ、と金色の釈迦無二に向かって吶喊していく仏教徒たち。
 だが、その先には太平洋。
 赤道しかないよ、とか言おうとしたけど、やめた。
 どうせ聞く耳もたないだろう。坊主たち。

 やがて、砂浜には誰もいなくなった。
 俺、静かなビーチに一人寝ころがって、残された生ビールと焼き肉を食べる。
 そんな仏的生活。いいもんだよ。
by warabannshi | 2007-08-15 00:08 | Comments(0)
revival.2 「ぞうきんファイナルラップ」 2005.5
 剣道の稽古前に、雑巾がけをやりましたよ。
 足腰の鍛錬になる、そうで。

 こんなの小学生のとき以来ですよ。
 牛乳飲んでる男子を笑わせて、ふかせて、床を牛乳びたしにしたとき以来ですよ。
 ってぶーたれながら、雑巾をしぼりましたよ。
 硬い床に雑巾をおいて、まっすぐかけはじめた瞬間、
 見えたのですよっ。
 宇宙の真理がっ!

 ……いや、ちがいますよ。
 宇宙の真理が見えたのは、四つんばいになったせいじゃないですよ。
 ええ、そりゃ、わたしは犬ですよ。
 雪とか散歩とか「もってこい」とか、やりたいと思いませんから。
 Mの気もありませんから。肛門性交に興味もありませんから。
 だから、宇宙の真理が見えたのは、四つんばいになったせいじゃないですよ。
 それはともかく。
 雑巾がけをしたら、見えたのですよっ。
 宇宙の真理がっ!

 ここで雑巾のかけかたをおさらいしておきますよ。
 雑巾はですね、前足でかけるものじゃないんですよ!
 擦り足を意識して(ドタバタ音を立てないで)、内股にならないよう、つま先をまっすぐ前に踏み出して、スタート。まっすぐにかけるときのポイントは肩と小指。それがばっちりなら目隠ししても一直線ですよ。雑巾のすべりが悪くなったら酢を少し染みこませるといいです。

 ところで。
 雑巾がけを剣道着でやると、足が短いせいか袴に引っかかってすぐ転びます。
 さらに、袴がズレ、それを直してると大変ですよ。
 なので袴の横の部分を帯にはさみこんで後足を出してやってたら、同級生、先輩、後輩がわたしを指さし、爆笑。
 退部届をその日のうちに叩きつけ、わたしは雑巾がけの旅に出ましたよ。

 そして六年。
 わたしはチベットで最強の雑巾がけを体得しましたよ。
 しかし、問題が一つ。
 すなわち、床が尽きるところでは、雑巾がけもまた、尽きてしまう。という一点ですよ。
 そんなとき、同志から連絡が入りましたよ。
「ラスベガスの地下で、雑巾がけの世界大会いうもんが行われとるそうじゃ。じゃが、円形循環式サーキットやらで、果てなく雑巾かけつづけんといけんようじゃし、よしといた方が」
 電話を切り、わたしはアメリカに飛びましたよ。

 スポットライトと大歓声が、わたしを迎えますよ。
 スタートラインで四つんばいの屈強な黒人たち。
 獣の目でわたしを睨んでいますよ。
 おー、やまとなでーしこーとかいう声援だか野次だかわからない英語も響きます。
 でも、そんなことは関係ありませんよ。
 わたしは強引にスタートラインに体をねじこみますよ。
 いよいよ高まる熱狂。
 降りそそぐ白い紙吹雪。
 天文学的なオッズが動いていることを電光掲示板が教えます。
 でも、そんなことは関係ありませんよ。
 わたしは雑巾をかけるだけです。

 わたしは永遠に雑巾をかけつづけ、
 そして死にたいのですよ。
by warabannshi | 2007-08-14 00:46 | Comments(0)
revival.1 「鼻血マッシュルーム」 2004.8
「あ、鼻血」
 鼻血。鼻粘膜からしたたる血。
 鼻血がでる原因は枚挙に暇がない。
 顔面の殴打。真夏の太陽。チョコレート、ピーナッツの食べすぎ。
 卑猥、淫らなイマジネーション……。
 でも、ほら。ぼくは犬だから。
 チョコは食べないし、雌を想えばしっぽが振れるだけですから。
 だとしたら、殴打? 虐待?
 それもない。
 隣に座っている彼女は、ぼくに暴力をふるわない。
 もっとも、ぼくが長い鼻先から紅血を噴き出しているのにも気がついていない。
 鼻血は止まらない。
 こういうことは滅多にない。
 息が苦しい。
 両手もTシャツも血でぐしょぐしょだ。
「ねえ」
 彼女の肩をちょいとつつく。
 あ、鼻血。
 と、ぼくと同じ感想を述べた彼女は、心配そうに、眉をひそめる。
 彼女は、いい娘だ。耳もかわいい。
「なんか、つめるのない?」
「しいたけならあるけど……」
 僕はしいたけを受け取る。しいたけを鼻に詰める。
 ここで、鼻血の止め方をご紹介しよう。
 脱脂綿(またはしいたけ)を少し大きめに丸めて鼻に詰める。
 そして、鼻を強くつまむ。
 するとたいてい止まる。
 止まらないときは、鼻の付け根(目と目の間)を、濡れタオルで冷やしてみる。
 タオルの代わりに、氷をあてて冷やしてもいい。
 鼻血が出たときに、横臥したりする人がいるが、その必要はない。
 楽な姿勢で座っていればいい。
 鼻血が止まってもすぐに鼻をかんだり、人指し指を入れたりすると、また噴き出すので気をつけること。
 ところで、ご存じだろうか?
 しいたけは細かな白い菌糸によって形作られたもので、水分、油分などをよく吸収する。その吸収力たるや、体内の血中コレステロールを根こそぎにし、腸の悪玉菌をこそげ落とすほどである。
 現に、おお、見よ。
 その力をいかんなく発揮したしいたけは、ぼくの鼻血をスポンジのごとく吸い尽くし、赤黒く膨張をはじめた。
(成長してる……?)
 彼女も怖がっている。
 ぼくもコワイ。
 しいたけはぼくの鼻先で凶悪化。
 ふるふる震えていて、爆発しそうだ。
 すでに食べ物であることをやめてしまっている。
 足がふらつく。
 目が霞む。
 貧血かもしれない。
 は。
 ぼくは吸いとられているのだ。
 血液を。しいたけに。
 犬は体内の血液の、三分の一を失うと死んでしまう。
 息ができない。
 斧を、斧を、もってきてくれ。
 叩き切るんだ、しいたけを。
 わ。
 触るなよ。
「あ、胞子!」
 そして、ぼくたちは、純白の胞子が降りそそぐ下、静かに立ち尽くしていたのだった。
by warabannshi | 2007-08-13 00:53 | Comments(0)
第24夜 「失禁装置」
 五百階建てくらいのものすごい高層ホテル(*)。
 最上階にバイキング式レストランがあって、フリーの哲学者・Sさんが並んでいる。
「また、失踪人がでたらしいですよ」
まるでスパイのようにSさんに耳打ちする。
 Sさんは鷹揚に手をふる。
 食べてから、行く、という意味だろうと思う。

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by warabannshi | 2007-08-05 10:41 | 夢日記 | Comments(0)
第23夜 「FFⅦ」
 やりこんできたロールプレイング・ゲームの、最終章をやっている。
 還ってきたら、村人が全員ゾンビ化していて、みんなを助けるために地下世界に行くところ。
 FFⅦのはずだけれど、こんなステージは見たことがない。
「名前を知ってるのはあなたしかいないの!」
と、ゾンビ化したヒロインに言われる。
 だから、なに?
 とにかく村の出口にある排水溝から、地下世界に行く。

 地下世界には、ゾンビ化した村とまったく同じ村がある。
 その村は真夜中で、百周年記念パーティみたいなのが行われている。
 たぶん、このパーティが、地上世界のゾンビ化の元凶だ。
 村の入り口にある排水溝から、塔が見える。
 塔では、サイバイマン(←『ドラゴンボールZ』)にそっくりの王様が、鷹揚に手をふっている。
 あの王様はもちろんニセモノだ。
 ニセ王様を倒せばいいわけだけれど、そのすぐ横にゾンビ化してないヒロインが控えている。
 彼女もニセモノだろうか?
 二人とも倒してしまっていいのだろうか?

 ――その後、どういうわけか、ゲームオーバーになる。

 現実の風景。
 方南通りを自転車で走っていると、小学生時代の友人Tと会う。
「FFⅦ、めっちゃおもしろかったよ。矢野絢子のCDと一緒に、ポストにいれとくわ」
と自分が言うと、
「それはいいけど、お前、ちゃんと先生に連絡とった?」
 すっかり忘れていた。
 ゼミの教授にメールを出さなければならないのだった。
 帰宅してメールボックスを開くと、教授から、君には失望しました、みたいな内容のメール。
 これはまずい。
 でも、なにをしでかしたのかは覚えていない。
 とりあえず謝ろうと思い、けれど、体は勝手にFFⅦをやりはじめる。

[メモ書き 080724 3:08]
なぜ意識は実在しないのか (双書 哲学塾)
永井 均 / / 岩波書店
ISBN : 4000281577
「哲学的ゾンビ」の問題とからめて一考すること。
by warabannshi | 2007-08-03 08:20 | 夢日記 | Comments(0)
第22夜 「三笠」
 母方の祖父と、沖縄に潮干狩りにきている。
 砂浜には入り口にすだれのかかっているスーパーがあって、小さな蟹が売られている。
 あと、現地のハローキティのキーホルダーとかも。
 冷房がかかっているけれど、人の気配はない。

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by warabannshi | 2007-08-02 11:53 | 夢日記 | Comments(0)



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