<   2008年 08月 ( 28 )   > この月の画像一覧
(無題)
The dream would is my summer vacation after August 32.
by warabannshi | 2008-08-31 11:03 | Comments(0)
第194夜 「一体・三人の啓蒙本、あるいは正しい喪の作業」
 父が何かの死体を山に埋めにいくというので、朝早くから自動車の運転をしなければならない。死体は、車の後部座席に詰め込める程度らしいので、大きさは人間くらいだろう。
 丸一日の作業になると思われるので、車で出かける前に、部屋のベランダに通じる窓をあけて換気している。
 パソコンに接続されているコピー機や、ステレオも、ベランダに出して、陽に当てる。
 しかし、なぜ機械類まで日光に当てなければならないというのか? 殺菌?

 父のでかける準備がなかなかできないので、古本屋で買った三冊の自伝本を読むことにする。
 三冊の作者は同一人物だとばかり思っていたが、じつはばらばら。
 じつは、三人に分裂したのかも?
 そう思うくらいに、不幸な身の上の、セレブレティな人々の話。
 一人は、難病のために全身不随になっていくアメリカ人男性。本はその闘病記。
 もう一人は、アメリカの副大統領を経験したことがある人物の回顧録。
 最後の一人は、イギリスで「第三の道」を指導していた大統領の(ゴーストライターを使わない)手記、というか遺書。
 「第三の道」を指導していたのはブレアだったはずだが、なんかもっと長ったらしい名前の人物。ファインマンとか。そういえば、彼は人気も高いが、奇行も有名で、その類もこの本にはおおく収録されている。中表紙には、逆立ちして廊下を歩く彼の姿が白黒写真で撮られている。いよいよファインマンにそっくりな元大統領だ。
 と、なぜか本を読む前からその内容がわかっている。

 ただ、三冊とも、本の内容がわかって然るべきなのだが、ほかの二冊はおぼろげにしか内容がわからない。「キッシンジャー」とか「チェルノブイリ」とかの固有名やカットだけが浮かんできて、リアリティをもった流れとして理解することができない。
 これが、鮮明ないくつかの夢と、よく覚えていられない無数の夢の違いに対応しているのかもしれない、と思う。だとすると、「闘病記」、「回顧録」、「遺書」は夢のジャンルということか。ジャンル分けが成立するとしても、常に「遺書」だけを鮮明に覚えているというわけではないだろう。
 それとも、鮮明な夢とは、少なからず誰か(人間に限ったことではない)の「遺書」なのか?

 ファインマン元大統領は、妻と息子と、妻の胎内にいる娘(受精後八ヶ月)の四人で、模範的な家庭を営んでいた。
 ある旅行のさなか、小学生の息子に元大統領は、車のなかで何かをおねだりされた。
 元大統領は笑ってそれを軽くいなした。じっさいに、それは軽くいなせるような内容のおねだりだったのだ。
 けれど、翌朝、その息子はホテルの屋上から投身自殺した。
 懊悩する、元大統領。
 けれど、とりわけ、ショックの大きい妻のために明るく振る舞ってみせる。
 その翌朝、妻も投身自殺してしまう。
 先端が四つにわかれた街頭に腹部を貫かれて、ひっかかっている彼女と彼女の胎内にいる娘の死体をを通行人が見つけたのだ。
 明るく振る舞う必要のなくなった大統領は、その後、どうしたか?
 自家用車で、つるはしをもって、三人の死体を山に埋めにいったのだ。
 死体を山に埋める、という考え方は、ほとんど愉悦をもった調子で書かれている。
 そしてこの本は、三人の死体を山に埋めた後、自殺しているのが発見された元大統領の遺書らしい。
(世の中には、似たような考え方をする人が多いものだ!)
 と思いながら、その本を閉じる。
 父もこの本を読んで、何かの死体を山に埋めに行こうとしているのかもしれない。
「雨が降ってきたから、雨戸を閉めなさい」
 いつの間にか、外は大雨。いそいで、コピー機や、ステレオを室内に入れる。
by warabannshi | 2008-08-29 09:29 | 夢日記 | Comments(0)
(無題)
"Be careful not to die!"
The designed human forgets a matter of course frequently.
by warabannshi | 2008-08-28 22:17 | Comments(0)
第193夜 「タコをかぶせられて幽体離脱」
 仰向けになった姿勢で、顔面にタコをかぶせられている。
 タコを顔面にのせられている、ともいえるかもしれないが、口と鼻がタコでおおわれて呼吸ができなくなっているので、かぶせられているという方が正しい気がする。
 誰がかぶせたのかは知らない。タコが勝手に乗ってきたのかもしれない。
 わからない。
 仰向けになってタコをかぶっている自分を、横から幽体離脱して眺めている。
 タコのせいで窒息したのかもしれない。
 だが、苦しくはない。
 それより、ボディーイメージがおかしい。
 タコの表皮に無数の水疱ができて、それらが顔から全身にうつっていく。
 PLAGUE。悪疫だ。
 ぶちゅぶちゅした水疱は、じつは未分化細胞で、温度差で、水疱は眼球か乳房に変わる。
 タコのほうの水疱はすでに眼球になりかけていて、表面にうすく黒目があらわれている。
 その眼球たちが、幽体離脱したうちを眺める!
 と思うと、タコも自分も、ごくふつうの姿。
 タコの吸盤が、ボディーイメージを狂わせるのだろうか?
 しかし、吸盤で貼りついている感覚はない。
 それどころか、このタコは自分の外部記憶装置(USBメモリ)みたいだ。
 USBメモリを射し込まれたパソコンは、やはり幽体離脱みたいな感覚を味わうのだろうか?
by warabannshi | 2008-08-27 09:54 | 夢日記 | Comments(0)
第192夜 「ツール・ド・??(千葉、あるいは、「半島」)」
 五〇〇時間くらいの、大規模な自転車レースに参加している。
 半島の先端までいって、また帰ってくる海岸沿いのコース。
 これだけ大きいと「ツール・ド・??」と呼ばれるはずなのだが、どうやら一日で開催しているらしい。
 “精神と時の部屋”みたいな特異な時間構造をもった場所なのだろうか?

 すでに三〇〇時間くらい走っている。
 一位と二位、続いて三位、そのあとに、先頭集団……というレース展開。
 自分はこの先頭集団のだんごのなかで、競技用自転車に乗って、走っている。
 ……はずなのだが、いつのまにか、半島の途中にある、公共宿泊施設にいる。
 公共宿泊施設は、農工大にある館山の施設の間取りとほぼ同じ。
 自分のチーム(監督(*1)、アナウンサー、自分。すべて同年齢)とともに作戦会議をしている。
 これは、回想?
 それとも、ワープ?
 あるいは、走行中の脳のなかで起こっている脳会議?
 (一日は二十四時間しかないのに、五〇〇時間も走っていられないのはおかしい。どこかで宿泊しなければならない)といううちの常識が、ヘンな形で影響をおよぼした結果なのだろうか?
 わからない。
 とにかく公共宿泊施設の、二階の、ある会議室で秘密の作戦を立てている。
「まともにやったって勝てるわけないんだから」と監督。
「行きはまともに走るとして、帰りは半島の先端から、ゴール付近まで最短で走れよ。」
「最短って、どういうことですか?」三人のなかでは一番格下である、アナウンサーが聞く。
「小学校のとき習ってなかったのかよ? ユークリッド空間では、直線が、二点を結ぶ最短の経路なの!」
 監督はそう言って、ホワイトボードに貼ってあるコース図に、定規とペンで、半島の先端とゴール付近の海岸を結ぶ直線を、海の上に引いた。(*2)
「でも、そこは海の上ですよ?」とうちが聞くと、
「バカ。フェリーに乗ればいいだろう」
「さすがにばれます」
「じゃあ、スワン(スワンボート)だ」
 レースに参加するのは、結局自分一人しかいなんだな、と感じながら、トイレに立つ。
 この公共宿泊施設のトイレ(洋式)には二重の防壁がなされていて、核攻撃にも耐えられる構造になっている。
 おまけに、個室の広さは三畳ほどもあって、壁面が合わせ鏡になっているからだだっ広く感じられる。
(こういう頑丈なトイレが、「安心」という抽象概念をささえているんだ)と思いながら、放尿。
 しかし、まさにそのとき、この秘密会議が自転車レースの当局にバレてしまったらしく、叔母が偵察に訪れている。
 二階の会議室へと、階段をあがっていく叔母。
 気がつかずに、陰謀の証拠をホワイトボードに貼りつけたままの監督とアナウンサー。
 頑丈なトイレのなかで籠城可能なうちは、果たして二人を弁護しに、トイレから出ていくべきだろうか?

(08年8月26日04:35収録)

(*1)自転車競技の監督、というよりは、映画監督だった。
(*2)だが、五〇〇時間を、一日のうちのある一部に折りたたむことが可能なこの空間が、ユークリッド空間であるとは到底思えない。
 この時間の折り畳みは、ちょうど地図を折りたたんで、二点のあいだの見かけ上の距離を短くするようなものだと思う。地図を見るぶんには折りたたまれて、二点のあいだの距離は短くなっているけれど、実際に走っているときは、けっして短くなっていない。

by warabannshi | 2008-08-26 05:05 | 夢日記 | Comments(0)
第191夜 「天皇制はカップルを論じるための隠喩」
 和田堀区民プールの更衣室で、大学の友人Uを含めた三人で話をしている。
 全員で整理運動をすませたあとで、シャワーをあびてさっぱりしていた。
 話題は政治。
 とくに天皇制について。
 ……とみせかけて、カップルについて。
 天皇制の諸問題は、そのカップルの諸問題を論じるための隠喩にすぎない。

 問題A、【目の前でいちゃいちゃしているカップルに抗議するには、どうすればいいのか?】

「木・火・土・金・水の相剋作用を使えばいいんだよ。」と、うちでもUでもない、誰かが言う。
「木・火・土・金・水の相剋、つまり、木は金に切り倒され、金は火に溶かされ、火は水で消され、水は土に吸いこまれ、土は木に固定化される。
 あとは、もうじっさいに斬っちゃうことだよ。カップルを斬るときは、肥後勤王刀がいいよ。あれはまっすぐだし。心意気が合っている」

 冗談じゃない、とうちは思う。

(08年8月21日08:15収録)
by warabannshi | 2008-08-25 17:12 | 夢日記 | Comments(0)
第190夜 「死んだ祖父が酒宴に現れる」
 酒盛りをしていると、死んだ祖父が来る。
 酒盛りは友人Nの親戚一同と、自分の親族一同の酒席。
 自分は一番末席に座っている。
 そして、自分からちょうどまっすぐ前の、親族たちの酒盛りの上座に、なぜか不機嫌な顔で祖父が座っているのを見つける。
 親族たちは、素早くアイコンタクトをとって、祖父のぶんの酒をもって来させようとする。
 アイコンタクトなのは、あからさまに気がつくと、死者である祖父が消えてしまうからだ。
 それとも、そういう予測を、親族たちはアイコンタクトで伝えあったのだろうか?
 祖父のぶんの酒は、あいにくビールしかない。
 それでも、ビールがいそいで注がれる。そして乾杯の音頭。
「乾杯!」
 だが、祖父が飲んでいるのは、いつのまにかビールではなくて、水である。

 祖父は、まだ祖父が亡くなった頃にはなかった小型携帯を使って、なにか話している。
 ものすごい早口でしゃべっている。
 そのため、何を、誰と話しているのかわからない。
 おそらく、他の死者たちと連絡をとりあっているのだろう。なぜ連絡をとっているかといえば、祖父の形をとらないときは、こうやって言葉こそが祖父の本体だからだろう。ものすごい速さで渦巻く言葉が、祖父の本体なのだ。そして、他の死者たちの言葉とは混ざり合うことはあっても溶け合うことはない。だから、こうやって個別の祖父の姿でいられるのだろう。
 早口だが、たしかに祖父の声なので、聞きとれないにもかかわらず、聞いていて安心する。

 なんとか、不安定な状態にあるこの祖父をひきとめたいのだが、自分には妙案がない。
 交代で、親族たちが祖父をとどめるために、祖父のもとにとどまらなくてはならなくなる。
 自分と、あとなぜか小学校のときの同級生Mは、いそいでジャグリングのルーティンの打ち合わせをはじめる。
 祖父に言葉が通じるかが疑問だったので、ジャグリングでひきとめることにしたのだ。
 Mはムーンウォークや空中側転、天井までとどくサマーソルトなど、さまざまな演技をみせる。
 自分は傘がちょっと舞わせるだけだ。Mには及びもつかない。
 自分はやや悄然として、祖父のもとにいくと
「祖父はもう帰ってしまったよ」と母に言われる。
 母と叔父は、“父が初めて母を祖父に紹介するシーン”の再現をやっていたらしい。

 祖父の残響なのか、『荒城の月』があたりから聞こえる。
 酒宴のビールは、ひたすら旨かった。
 その酒宴のなかになぜかレヴィ・ストロースも加わっているのを思い出す。
 レヴィ・ストロースは競技用自転車にのってツーリングをしていたが、自転車が壊れてしまって、それでこの酒宴にくわわっていたのだ。
 誰が自転車を壊したのかは知らない。

(08年8月19日03:29収録)
by warabannshi | 2008-08-23 23:48 | 夢日記 | Comments(0)
第189夜 「裂けた右腕を結ぶ、生体組織」
 右腕が二つに裂かれている。
 肘の辺りまで、ほぼ直線的に裂かれている。
 親指・人指し指・中指が手のひらでつながっているパーツと、薬指・小指が手のひらでつながっているパーツ。
 かろうじて、網状のなにかよくわからない生体組織でつながっていて、薬指・小指のパーツがぶらぶらしている。
 網状の生体組織は、上下の腕の断面から数点が、等間隔で生えだしている。
 一つの「点」からは、六本の糸が分かれて生えだしていて、その一本の糸がもう片方の断面の一つの「点」と結びついている。
 そうやって全部で百本ぐらいの生体組織が断面を結びつけている。
 見た感じはすごく痛そうだが、痛みはない。
 レプリカの腕のようだ。あるいは、裂けるチーズでできているかのようだ。
 動物性蛋白質の、質感。

 右腕を治療してくれている人は、じっさいにこうやって裂かれた右腕を以前にも見たことがあるという。
「俺の友達なんだけど、自転車に乗って追いかけてきた警官を振りきろうとして、警官を突き飛ばしたら自分もコケちゃって、それで地面についた右腕がこうやって裂けたんだって。もう治ったかなあ、あいつは」 

(08年8月18日06:31収録)
by warabannshi | 2008-08-23 23:22 | 夢日記 | Comments(0)
第188夜 「レジスタンス活動に関するささやかな疑問」
 都市区画での戦死者の人数がなぜ、たいていの場合、数値でしか表せないのか、という問題について。“名前のわからない死者”の数が多すぎないだろうか?

 答え:都市区画では、たいてい榴爆弾で隠れているレジスタンスを木っ端微塵に吹っ飛ばしてしまうから、だいたいそこにいた人数を推測するしかない。レジスタンスの名簿表があれば、未帰還者が、“名前のわかる死者”になる。

 けれど、犬は?
 戦死した犬はどうなるのだろう?

 答え:レジスタンス活動に加わっていた犬なら、登録票がついているので名前がわかる。

 付記:犬を扱うには、たとえば狂犬病の予防接種などが必要なので、そういう名簿から、“隠れレジスタンス”を判別することができる。 

(08年8月17日10:31収録)
by warabannshi | 2008-08-23 23:07 | 夢日記 | Comments(3)
(無題)
[Neurowissenschaften]
To inspect the fact that was able to live by physiology.
That secure the articulateness of the person of thought, and That forgive understand for both someone and oneself and admit the formulation that is restriction-like.
by warabannshi | 2008-08-22 23:46 | Comments(0)



夢日記、読書メモ、レジュメなどの保管場所。
by warabannshi
twitter
カテゴリ
全体
翻訳(英→日)
論文・レジュメ
塩谷賢発言集
夢日記
メモ
その他
検索
以前の記事
2017年 04月
2017年 03月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 03月
2007年 01月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2004年 11月
2004年 08月
2001年 12月
記事ランキング