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水前寺清子「365歩のマーチ」
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幸せは歩いてこない
だから歩いてゆくんだね
一日一歩
三日で三歩
三歩進んで二歩さがる
人生はワン・ツー・パンチ

Le bonheur n'avance pas vers nous.
Par conséquent nous avançons vers le bonheur.
Un pas marche pour un jour.
Trois pas marchent pour trois jours.
Nous marchons trois pas.Avec la trace, diminuera deux pas.
La vie est un-deux coup de poing.


 どうがんばってもメロディに乗らない仏語訳。
by warabannshi | 2009-07-31 12:02 | Comments(0)
第271夜 「生物実験室」
 十一月ごろ。横浜の中学校で、教師をやっている。担当教科は、[生物画]。
 [生物画]は、[生物]と[美術]を合わせたような科目で、基本的にやるのはスケッチの実習。
 まず生徒たちに任意の植物の絵を何も見ないで書かせて、そのあとで実物の植物を見せ、その細部を記憶させたあと、またその植物の絵を何も見ないで書かせる。このくり返し。

 半地下の生物実験室に、いつも十人ぐらいの生徒たちが来る。
 その生徒たちを、全員、スケッチをさせないで、実験室で立たせている。
 彼らのうちの誰か一人が持っているはずの[地理]の期末テストの問題用紙を回収しようとしているからだ。というのも、[地理]の期末テストの問題用紙が、どういうわけか生徒たちのうちの一人に郵送されてしまったのだ。
 たとえ、見つかっても、[地理]の期末テストの問題は、新しく考えなおされなければならないだろう。
「先生」
 立っていた男子生徒の一人が、よれよれの白い封筒をもってくる。
 その男子生徒は、私自身。
「やっぱりお前か!」
 [生物画]教師・私は、生徒・私を笑いながら叱る。笑っているのは、やっとこれでこの不毛な時間から私と生徒たちが解放されるめどがたったから。
 生徒・私がもっていた未開封の白い封筒を破くと、たしかに、[地理]の期末テストの問題用紙が出てくる。

 生徒たちを帰して、[生物画]教師・私は雨の中、よれよれの白い封筒をもって校庭を突っ切る。
 しかし、放課後の誰も居ない校庭は、あまりにも広く、いつまで経っても向こう側の校舎につかない。
 ずぶ濡れになって走りながら、プールで泳いでいるような気分になる。

 そのとき、生徒・私は下駄箱にいる。高校のときの友人・木内が生徒・私の背後に忍びより、私の着ているロングコートにチャッカマンで火をつけようとしている。
by warabannshi | 2009-07-30 10:56 | 夢日記 | Comments(0)
第270夜 『ランボー(?)』
 十九世紀のペテルブルクかどこかの都市を舞台にして、シルベスタ・スタローンが暴れる映画を観ている。
 ハチマキの具合や、筋肉量の重々しさと跳躍力いう矛盾するものを同時に表現する特有の飛び跳ねまわり方から、『ランボー』シリーズの一作だと思うのだが、スタローンは巨漢の悪役。
 猫背になっているせいでむくつけき大男がますます威容をましている。
 まるで辻斬りのように、街を歩いていて気に入らないやつを見つけると、片っ端から痛めつける。

【スタローンによる悪役シーン】
 上半身裸のむきむきのスタローンに、挑発的にぶつかってくる十代後半くらいの若者。酔っている。彼は橋の下で彼と同じくらいの歳の少女の水死体があがったのを見物にいく途中なのだ。
「左を向きな」と、通りすぎようとする若者に言うスタローン。
 通りすぎようとする若者は無視、というか、やっぱり挑発的に「右」を向く。
「そうか、右腕でいいんだな?」
 ぼきっ、という音と、若者の驚いた顔のアップ。彼の着ているパーカーの紐で、彼の右腕が背中の方に向かって奇妙なかたちに縛られ、そして骨が折られている。なんとか縛った紐を解こうとするが、そのたびに紐はきつく折れた腕をねじりあげる。絶叫が響く。すでにスタローンは路上にいない。

 映画を見終わったあとで、誰かとそのシーンについて話す。
「ああいうシーンはあんまり好きじゃないな」と誰か。
「そう? でも人間には二〇六本も骨があるんだよ。一本ぐらい折れても平気だよ」と私。
 『T2』のサラ・コナーの真似だったのだけれど、相手には通じなくて、嫌な顔をされる。
by warabannshi | 2009-07-29 08:45 | 夢日記 | Comments(0)
第269夜 「盤」*
 井の頭動物園のなかにある、ちょっとデカダンな植物園の二階。むし暑い。
 私の後頭部には、皿、というか盤が、背骨に対して垂直方向に埋まっている。盤の直径は二十センチくらい、外延部分は、かなりの部分、後頭部からはみ出している。はみだしている部分の色は乳白色。素材はわからない。陶器? にしては軽い。あるいは骨かもしれない。
 どういうわけか、この後頭部に埋まっている盤のせいで頭がぼんやりして、ラリっているか認知症のような状態。いや、盤のせいではなくて、植物園のコンクリートの臭いのする湿気によるものかもしれない。わからない。ただし、ぼんやりしているせいで、もう数日間を無為にすごしてきたのは間違いない。
「ちょっと電話してみようか?」
 となりのベンチに座っていた谷川俊太郎が気をつかってくれる。
「いや、たぶん電磁波に(盤が)共鳴しちゃうとおもうので、平気です」
 それに電話をかけたら、電磁波で、オオハシとかの熱帯鳥がさわぎたてると思う。井の頭動物園のなかにあるこの植物園にはたくさんの熱帯に棲息する鳥が飼われていて、彼ら/彼女らは携帯電話なんて知らないのだ。

 ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」のキリエが遠くで流れている。もう夕方である。
by warabannshi | 2009-07-26 10:37 | 夢日記 | Comments(0)
『ニーチェ全集〈第1期 第12巻〉 ―遺された断想(1881年春-82年夏)―』

ニーチェ全集〈第1期 第12巻〉遺された断想(1881年春-82年夏)

白水社



1881年春-秋 11[19]
 ひょっとするといっさいの道徳的衝動は、所有したい、持っていたいという意思に還元できるかもしれない。所有の概念はますます純化されていく。所有することがいかに難しいか、そして所有したと思っているものでも、いかにそれがなおわれわれの手をすりぬけていくかを、われわれはますます強く理解するのである――それゆえ、われわれは所有をますます純粋に考える。そしてついには、事物の完全な認識が、所有をめざすための前提条件となる。時として、完全な認識だけでもう所有として十分なこともある。その事物は、もうわれわれの視線から逃げも隠れもできなくなる。こうした意味で認識は、道徳性の最終的段階であると言えよう。それ以前の段階としては、例えば事物を自分の好きな幻想に飾ったうえで、それを所有していると信じこむのがある。恋する男が恋人に、父親が子供にとる態度がそれである。なんという所有の楽しみであろうか! ――だがこの段階ではまさにこの仮象で十分なのだ。またわれわれは、自分たちが獲得しうる事物に関して、それを所有することが非常に価値のあることであるように考える。そこで、こいつなら勝てそうだと期待できる敵を、われわれの自尊心に合わせて作り上げる。これは同じく愛する妻や子供についても行う。われわれはまず、およそ自分が奪取できそうなすべてのものをおおよその予測によって知る――すると想像力の出番となり、これら将来の財産が、きわめて高価なものであると自分に自分で思い込ませようとする(官職、栄誉、交際関係等等)。われわれの求めているのは、自分たちの所有財産に相応した哲学である。つまり、これに金メッキをかけてくれる哲学なのである。マホメットのような偉大な宗教哲学者たちは、人々の習慣や所有物にあらたな輝きをあたえるすべを心得ていたのである――「何か別のもの」を求めよと命じるのではなく、彼らが所有したいと望み、また所有することが可能であるものが、なにか高等なものであるように思うようにすること(そこに、彼らが今まで見出してきた以上の理性と英知と幸福を発見するようにすること)を心得ていたのである。――自分自身を所有したいという意欲、つまり自己支配などなど。
[強調原文、下線部引用者]

by warabannshi | 2009-07-23 17:34 | Comments(0)
第268夜 「ねこえう゛ぁ」
 ますむらひろし監修の『ヱヴァ:序』がDVD化されたというので、さっそく買う。
 碇シンジは、直立二足歩行をする白いネコにデフォルメされている。その他、すべての人物が直立二足歩行をするネコになっている。すばらしい。
「乗るなら早くしろ。でなければ帰れ!」
 と茶猫・碇ゲンドウに恫喝されると、ネコシンジは「ふーっ!」とゲンドウに向かって威嚇する。微妙にキャラクターの性格付けも変わっている。『ヱヴァ:破』もこの調子でますむらひろし版を出してほしいと思う。
by warabannshi | 2009-07-23 08:14 | 夢日記 | Comments(0)
第267夜 「ピスト」
 どこだか分からない競輪場のバンクで、ピストに乗って走っている。すでに何百周も、あるいはもしかしたら何千周も何万周も、走っている。
 コラール「主よ、人の望みの喜びよ」がバンクいっぱいに響きわたり、白い花吹雪が舞っている。
 ものすごい多幸感。空中に浮いている幾つもの花弁の完璧なデザイン。
by warabannshi | 2009-07-21 13:59 | 夢日記 | Comments(0)
劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に

劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に [DVD]

キングレコード





SHINJI : Eh...
MISATO : Quoi ?
SHINJI : Qu'est-ce que les rêves?
ASUKA : Les rêves ?
REI : Oui, les rêves.

  "C'est agréable ?"

SHINJI : Je ne comprends pas... Je ne comprends pas vraiment la réalité.
REI : Tu ne peux pas comprendre le fossé entre la réalité de quelqu'un et ta propre vérité, n'est-ce pas.
SHINJI : Je ne sais pas où trouver le bonheur.
REI : Tu ne peux trouver le bonheur que dans tes rêves, n'est-ce pas ?
SHINJI : Alors, ce n'est pas la réalité... Parce que personne n'est là.
REI : Oui, c'est un rêve.
SHINJI : Alors, je ne suis pas là non plus.
REI : Tu essayais donc de prendre la revanche de la réalité avec des fantasmes qui te conviennent.
SHINJI : Ce n'est pas bien ?
REI : Tu utilisais des illusions pour échapper à la réalité.
SHINJI : Je ne peux pas rêver seul ?
REI : Ça ne serait pas un rêve. Ça ne ferait que compenser pour la réalité.
SHINJI : Alors... Où est mon rêve ?
REI : Il est dans l'extension de la réalité.
SHINJI : Où est... Ma réalité ?
REI : Elle est à la fin de ton rêve.




シンジ 「ねえ…」
ミサト 「なに?」
シンジ 「夢って何かな?」
アスカ 「夢?」
レイ 「そう。夢…」

 テロップ[気持ち、いいの?]

シンジ 「わからない。現実がよくわからないんだ」
レイ 「他人の現実と自分の真実との溝が正確に把握できないのね」
シンジ 「幸せがどこにあるのか、わからないんだ」
レイ 「夢の中にしか幸せを見出せないのね」
シンジ 「だから、これは現実じゃない。誰もいない世界だ」
レイ 「そう“夢”」
シンジ 「だから、ここには僕がいない」
レイ 「都合のいい作り事で、現実の復讐をしていたのね」
シンジ 「いけないのか?」
レイ 「虚構に逃げて、真実をごまかしていたのね」
シンジ 「僕ひとりの夢を見ちゃいけないのか?」
レイ 「それは夢じゃない。ただの現実の埋め合わせよ」

シンジ 「じゃあ、僕の夢はどこ?」
レイ 「それは現実の続き」
シンジ 「僕の、現実はどこ?」
レイ 「それは、夢の終わりよ」

by warabannshi | 2009-07-19 01:30 | Comments(0)
第266夜 「束ねられた五本の箒」
 元彼女Kに、刷毛(?)が束ねられている柄の部分を、さらに束ねられた五本の長箒の図柄のシールをもらう。シールの大きさは、七センチ四方くらい。貼りつけると、台紙となっているシートがはがれて、“束ねられた五本の箒”の図柄だけが、残る。そういうタイプのシールは、よくある。
 そのシールはものすごい限定品らしく、プラットフォームから、電車に乗って別れていくKに、「使わないでね」と約束させられる。
「なんで?」と私。
「限定品なんだってば。たくさんあるのかもしれないけれどね。いや、もちろんあるはずなんだけれど。手元にあるのは、その一枚だけだから。……」
 そのあともKは何か言っていたのだけれど、Kを乗せて電車は出発する。
 Kを見送って、さっそく“束ねられた五本の箒”を貼りつけられそうな場所を探す。プレゼントされたものなのだから、使わないわけにはいかない。それに、限定品、プレミアだからといってむやみに珍重するのはどうかと思うのだ。
 とはいえ、ものすごい限定品なのだから、ありきたりの場所に貼ってしまってはつまらない。
 そこで、私の左手の甲に貼りつけることにする。
 駅から出ているバスの後部座席で、がたがたと揺られながら、慎重にシールを貼り付ける。“束ねられた五本の箒”の、“箒”の掃く部分が、右向きになるようにして、ぴったりと貼る。
 そして台紙をはがすと、“束ねられた五本の箒”の図柄は、いつのまにか行書体で書かれた、縦書きの二行の意味不明な文字の連なりになっている。
 縦書きの二行の文字の連なりは、またたくまに書き足され、左腕を覆いつくす。しかし、私の免疫系統とそれらの文字列はベストマッチしているらしく、違和感はない。文字列は書き足されつづける。心臓に達する。
by warabannshi | 2009-07-17 22:26 | 夢日記 | Comments(0)
劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に

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SHINJI : Personne ne me comprend.
REI : Tu ne comprenais rien, n'est-ce pas ?
SHINJI : Je pensais que c'était supposé être un monde sans choses déplaisantes... sans incertitude.
REI : Parce que tu pensais que tout le monde était comme toi.
SHINJI : Trahi ! Tu as trahi mes sentiments !!
REI : Tu as mal compris dés le début.
REI : Tu as simplement supposé sans te poser de questions.
SHINJI : Personne ne veut de moi, alors vous pouvez tous mourir.
REI : Alors, à quoi servent ces mains ?
SHINJI : Personne ne se préoccupe de savoir si j'existe ou pas... Ça ne change rien. Alors vous pouvez tous mourir.
REI : Alors, à quoi sert ce cœur ?
SHINJI : Ça serait même mieux si je n'existais pas. Alors je peux bien mourir, moi aussi.
REI : Alors, pourquoi es-tu ici ?
SHINJI : J'ai ma place, ici ?
 [Silence]
Shinji s'exclame.

シンジ 「誰もわかってくれないんだ」
レイ 「何も分かっていなかったのね」
シンジ 「イヤな事は何もない、揺らぎのない世界だと思っていたのに」
レイ 「他人も自分と同じだと、一人で思いこんでいたのね」
シンジ 「裏切ったな! 僕の気持ちを裏切ったんだっ!!」
レイ 「初めから自分の勘違い、勝手な思いこみに過ぎないのに」
シンジ 「みんな僕をいらないんだ。だからみんな、死んじゃえ」
レイ 「では、その手はなんの為にあるの?」
シンジ 「僕がいてもいなくても、誰も同じなんだ。何も変わらない。だからみんな死んじゃえ。」
レイ 「では、その心はなんの為にあるの?」
シンジ 「むしろいない方がいいんだ。だから僕も死んじゃえ。」
レイ 「では、何故ココにいるの?」
シンジ 「ココにいてもいいの?」
  テロップ (無言)
  絶叫するシンジ。
by warabannshi | 2009-07-16 02:32 | Comments(0)



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