<   2010年 08月 ( 14 )   > この月の画像一覧
第403夜「小池徹平」
 服毒自殺を図って失敗した挙句、盲目になった画家(演; 小池徹平)が、心眼を開こうと四苦八苦する映画の予告編。1950年ごろの東京、小池徹平は作務衣姿であり、おもにこれで若い女性客を集めようという算段らしい。
Scene.1
 最初は美人を次の間に並べてその人数を当てる訓練をする。盲目の画家は美人の人数を間違えるたびに、「いまのは美人ではなかった」と言い訳をするので、業を煮やした画家の妻(演; 不明)は、美人の代わりに林檎を置く。すると、小池徹平の心眼が開く。
Scene.2
 タジン鍋に一切れの林檎を入れ、囲炉裏にかかっている茶釜をはずして代わりに設置し、囲炉裏のそばに這いつくばって鼻息によって火を起こす画家。それを障子のかげから眺めている画家の妻。次のカットでタジン鍋をあけると、林檎がまるまる一個、蒸しあがっている。
 誇らしげな画家が差し出す林檎を、妻は味見する。
「ニッキが、足りないようですね」
Scene.3
 アルミホイルに包まれた林檎と、般若の面がポートレイトのように並べられて、タイトル(忘却)。
by warabannshi | 2010-08-31 17:26 | 夢日記 | Comments(0)
第402夜「糞虫」
 高名な精神分析医のアシスタントをしている。もう一人の同僚は小型のオランウータンで、おもに診療室の拭き掃除を担当している。私はインテリアのように、白を基調とした清潔な部屋の隅に控えている。なにをすれば良いかは、その時々で精神科医が指示を出す。体の良い便利屋である。
 咳が止まらないという小学生の男の子に「器質製の疾患でしょう」ともっともなことを言い、レントゲンをとって、その写真を眺めていたが、ふと、思いついたように、部屋の隅で柱時計の傍に立っている私に言う。
「いま、ルリシジミが二匹、公園のほうに飛んでいったんだけど、捕まえてきてくれる?」
「ルリシジミですか? 補虫網がないと…」
「手でぱっと捕まえなよ」
 そんなことしたらせっかくの美しい翅が痛んでしまうと思いながら、公園に行く。
 たしかに、ルリシジミが二匹、幸せそうに花の周りを飛んでいる。私は蝉採りに来た小学生の男の子からスーパー・マーケットの袋(最近の蝉採りは虫取り網をつかわない、と彼は言う。時代は変わった、と思う)を借りて、二匹を捕らえる。
 いざ、網のなかに手を突っ込んでみると感触が奇妙である。
 捕らえていたのは、百もの太い節足をもぞもぞと動かす、鱗翅目にそっくりな焦げ茶色の巨大な翅を持つ「糞虫・*******・ドキスタ」であった。体長は五センチほど。
 オレンジ色に光る蛹が有名なこの虫を、このようにして捕らえることができるとは! と思い、しばらく、体のあちこちを這わせて遊ぶ。カナブンのような力強い組み付きが、移動するのは、くすぐったくて面白い。しかし、幅の広い複眼と、大きく発達した顎を見ていると不気味な気分になる。そうていえば、糞虫・ドキスタはなにを食べる虫だったろうか。
 無茶な捕まえ方をしたせいか、糞虫・ドキスタの半分(左側)の翅は完全に失われており、黒々とした腹を露出させている。それが私をさらに不安にさせる。
by warabannshi | 2010-08-28 19:13 | 夢日記 | Comments(0)
第401夜「踊り」
 照葉樹林帯の山の中の二車線の国道、そのとあるトンネルの片方の出入り口付近に乗り捨てられた廃車に住んでいる。
 日が高くのぼってから目を覚まし、とくにすることもないのでそれまでくるまっていたタオルケットと踊る。オペラ『こうもり』の序曲を歌いながらくるくると車道の真ん中で回っていると、「太田さん!」と呼ばれる。
 トンネルと反対方向に伸びた道の向こうから、二人の女の子がやってくる。二人の抱えている荷物は、黒電話、シルクハット、蝶ネクタイなどなど、ごちゃごちゃしていて他は判別がつかない。二人の女の子には、両方とも見覚えがあるが、名前がまったく思い出せない。大学の学部生だったような気もする。
「今日は体幹トレーニングをつけてもらいに来ました!」
 そうか! 私は不意に思い出す。彼女らのことはやはりどこの誰だかわからないが、私は彼女らの奇術・ジャグリングの出し物のコーチを引き受けたのだ。タオルケットと踊っている場合ではない。そそくさと廃車にもどり、一本歯の下駄を履こうとするが、どうしても見当たらない。
 ふと振り向くと、いつの間にか廃車の周りには十五人の男子・女子が集まっていて、それぞれ、自身のメイクやら道具を身につけはじめている。
 火の玉を中空に浮かせている者あり、三本の刃物をジャグリングしている者あり。先ほどの女の子の一人は、黒電話を手に持ってなにかを話しながら、シルクハットをかぶったマネキンを優雅に踊らせている。私のタオルケットとの踊りとは似ても似つかない優雅さである。
「すごいね、どうやっているの?」
「これですか? カンタンですよ。黒電話の受話器と、このダイアルのついている部分に数本ずつ透明な釣り糸がついていて、それがマネキンの上半身と下半身のいくつかのポイントにつながっているんです。だから、受話器をかたむけたりすると、こうやって――マネキンも腰をひねるわけです」
 ちっともカンタンそうには見えない。だからこそすごい。
 私ができるのは、彼ら・彼女らに「体幹トレーニングをつける」ために、この国道のトンネルを、奇術・ジャグリングをしながら歩かせることくらいだ。(これは非合理的なトレーニングではない)
 私も一本歯の下駄を履いて伴走しようと思ったが、それがいくら探しても見当たらない。
 不意に、ぞわっと思い出す。そう、一本歯の下駄は、トンネルの壁面かに天井までみっしりと絡みついたツタにつぶされてしまったのだ。ツタどもが量子力学をまったく嫌うせいで、あのトンネルのなかではときおり、物が物自身の重みでつぶれてしまうことがある。そのことをすっかり忘れていた。
 私は集まった男子・女子にそれを知らせようと廃車につっこんでいた体を抜く。
by warabannshi | 2010-08-28 09:08 | 夢日記 | Comments(0)
第400夜「宿題」
 月曜日の朝に目が覚める。一時間目は「神統記」。たしか宿題が出ていたはずで、机の上を見るとたしかに宿題のプリントがある。半分縦方向に破けたB5版のわら半紙の半分ずつに二つの問いが書かれている。
 Q.1 『ジョジョの奇妙な冒険』の第一期から第五期までの内容を簡潔にまとめよ。(もう一文あるが、破けているため読めない)字数稼ぎのディティールは信頼を損なう。
 Q.2 「クォ・ヴァディス」。この言葉から連想される料理を書け。
 これでは到底一時間で間に合いそうもない。しかし、先生である以上、宿題を忘れれば生徒に示しがつかない。
by warabannshi | 2010-08-26 08:31 | 夢日記 | Comments(0)
【掲載情報】築地本願寺の安穏朝市で、傘を回しました。
 8月22日の安穏朝市は、猛暑のなかで行われました。
 避暑地のようにパラソルが立ち並んでいて、そのパラソルの先には「他力本願ライブ」のステージがあり、そのステージに向けての参道のように店舗のレイアウトが組まれており、もし夕刻まで開始時刻を遅らせれば、完全に“盆踊りと縁日”の様相を呈していたはずです。

 そんな朝市の様子が、ブログ「安穏朝市かわら版」にアップされています。
http://annon-asaichi.blogspot.com/

 いつにもまして(私は二回しか行ったことありませんが)賑やかな市だったように思います。しかし晩夏特有の静けさもあり、その混淆がまた良かったです。夏の静けさは、その暑さによって皆がぐったりすることによってではなく、光の強さとその強い光の続く長さのなかにあります。

 それにしても八月の遮るもののない日光のもとで、番傘は無力でした。黒々としたアスファルトからの照り返しが尋常ではなかった。質量を感じるほどでした。足湯コーナーで売られていた温泉水を1.5リットル(¥500)飲んでいるはずなのですが、帰宅後、体重が2キロ減っていました。
 一本歯の下駄で皿を回していたときに、福岡からジブリ美術館をメインに東京観光をしにきた親子連れの方に「時代劇ですか?」「修行中ですか?」「すごい汗ですね!」と聞かれた記憶があるものの、どう返答したかまでは記憶になし。ただ眼鏡をかけた小学生の男の子が帰る間際に駆け寄ってきて渡してくれたおひねり(100円)で食べたトマト付きかき氷は、美味しゅうございました。

 朝市当日、境内周囲の気温を下げるためにミストを飛ばす大型の扇風機が二台、設置されていましたが、一番涼しげだったのは、境内の隅に生えているケヤキの樹。樹はもちろん日陰をその根元に落としてくれ、心配になるくらいそこは涼しいわけですが、いま風があるかないか、それが強いか弱いかが、目や耳からも感じられるということもあって、多くの人が樹の根元に腰を下ろしてビールを飲んでいました。

 そんな感じです。

 次回の安穏朝市は9月23日(木・祝)お彼岸の8時~14時です。
 秋風の吹く頃だと思います。築地にお立ち寄りの際はぜひお越しください。
by warabannshi | 2010-08-25 00:42 | その他 | Comments(0)
第399夜「賞味期限」
 冷やし中華の麺パックを冷蔵庫から出して裏返しにすると、賞味期限の欄に「だがどうすることもできない」と印字されている。
by warabannshi | 2010-08-24 08:42 | 夢日記 | Comments(0)
第398夜「番外地」
 千葉の番外地に来ている。江戸時代から明治時代にかけて、のべ数万人の囚人たちが人力によって砂利を運び、埋め立てたと言われている。(数珠繋ぎになって、もっこで砂利を運ぶその有様を描いた瓦絵がいまものこっている)高速道路がはしるようになっても、その瘴気は失われていない。高速道路の高架下は、どんな昼間でも必要以上に暗い。膠で溶いた墨のような海水が不機嫌そうにのろっとのろっと砂利の隙間で動いている。
 私はその番外地で、なにか探偵めいたことをしている。つまり、なにかの手掛かりを見つけようとしている。けれど、なにを解こうとしているのかがわからない。探偵めいた雰囲気だけを味わっているのかもしれない。
 有刺鉄線で海から仕切られた小さな小屋に、ぞろぞろと観光客の行列が吸い込まれていく。
 私はその行列に澄ました顔で紛れこむ。
 ジーパンのポケットに手を突っ込むと、なにかにあたる。岩波文庫(青)の『ティツィアーノと七人のいかさま師〈上〉』だ。暇つぶしに読もうともってきた本である。ちょっと開いてみると、一枚一枚の頁を束ねている背中のところが裁断されていて、それをしらないで開いたものだから文庫本はばらばらになり、あっという間に暗い海に百枚ほどの紙片になって吹き飛ばされてしまった。
「ごみを捨てないで!」
 警備員の男性に怒られる。私はおとなしく、前の人の背中にしたがう。
「ここは囚人たちが重労働の汗を流した温泉小屋です。温泉といっても、小さな湯壺が三つあるだけです。この温泉にすこしでも長く入りたいために、病人や皆から嫌われているモノはこっそり殺され、作業効率は一定の水準が保たれるという仕組みです」
 バスガイドのような女性がぺらぺらとしゃべっている。観光客たちは、ぶかぶかした畳敷きの部屋に詰め込まされて、それでも鳩のように、ふんふん、と首を動かしている。
 ふと見ると、その群から離れて、ポロシャツ姿の男が調度品を手にとってしげしげと眺めたり、叩いて音を聴いたりしている。
「展示品にはさわらないでください!」
 警備員の男性は弔意するが、ポロシャツはまったく聴く耳をもたない。
「展示品にさわらないでください!」
 数度の注意のあと、ついに警備員はポロシャツの腕をつかむ。するとポロシャツは無言のまま、警備員を一撃で殴り飛ばす。
「や、やりゃあがったなこの野郎、覚悟しやがれ!」
 警備員は百年前の囚人のような口調で腰元の警防を抜き、ポロシャツに殴りかかろうとする。
「まあまあまあ、ここで喧嘩になると調度品も壊れますよ」私は私自身が気づかないうちに、この面倒な場にしゃしゃりでる。「警備員さんは警察を呼ぶのが先決でしょう。そちらのポロシャツの方、名前はなんというのです?」
 ポロシャツは無言のまま、一輪挿しをひねり回している。
「名前はなんというのです?」
 しかし、私もまた黙っているのに耐えかねたのか、ゆっくりと男は口を開いた。
「俺の名前なんて、お前はもう知っているだろう。俺は、二週間後のお前さ」
 私は左右の肋骨の継ぎ目をずんと押されたような気がする。私がこの地で手掛かりを求めていたのは、二週間後の私の消息だったということを急に思い出す。しかし、そのポロシャツの男は、私とは似ても似つかない顔である。男はなにも言わずにこっちを見ている。二週間前の彼自身を見ている。
by warabannshi | 2010-08-22 21:50 | 夢日記 | Comments(2)
【告知】築地本願寺の安穏朝市で、傘を回します。
 8月22日(日)11時~18時、"ちょっと前の日本の朝市"をやっている築地本願寺の「安穏朝市(あんのんあさいち)」で、傘を回すことになりました。ステージには上がりません。空いたスペースでチンドン屋っぽいことをやります。傘のほかに皿も回すかもしれません。

 産直の有機野菜や、各地名産品が揃っています。他にも手作りパン、菓子から暮らしの雑貨や書籍まで。
 私は前々回、大量のタマネギ、月の満ち欠けのリズムにあわせて栽培・収穫した紅茶葉一箱、有明海の海苔の佃煮瓶二つ(通常版と辛口版)、そしてトマトとオクラの苗を一本ずつ買いました。すべてあわせて二千円いかなかった気がします。良い買い物ができました。

■築地本願寺 安穏朝市 かわら版 → http://annon-asaichi.blogspot.com/

<野菜、果物、穀物、加工品>
●岩手県軽米町(穀物、野菜、山菜)   
   ・・・緑豊かな岩手県北端の地「軽米町」の新鮮な季節の山菜・野菜です
●㈱沖縄物産企業連合(沖縄野菜・かちわり黒糖)   
   ・・・沖縄の食文化を皆さんに味わっていただきたいです
●奥久慈里山物産店(自然農の野菜)
   ・・・水戸から、土にこだわり自然農で育てた生命力あふれる野菜をお届けします
●おひさまや(野菜、花、かご、郷土食品)   
   ・・・福島県から野菜、無農薬栽培のお花、つるかごなどをお届けします
●表参道市場 伝(郷土食品、無農薬茶)   
   ・・・香川県のおいしいものと静岡県の無農薬茶をお届けします
 ……他
<手作りパン、菓子>
●すえざわちはる(マーマレード、和風雑貨)
   ・・・瀬戸内海の有機栽培柑橘で丁寧に手作りしました
●セカンドリーグ社福)市川レンコンの会(クッキー、梨ジャム、パウンドケーキ)
   ・・・味に納得!ケーキ工房「ロチュス」の私たちが自信をもってお届けします!
●セカンドリーグ 食生活(米粉ベーグル)
   ・・・国産小麦と米粉を使った数十種類の手作りもちもちベーグルです。
 ……他
<暮らしの雑貨、本、他>
●おさよし商店(手作り雑貨、手染め手ぬぐい)
   ・・・今あったらいいなを発案・製作・販売しています
●開拓工房(手作り木工商品、木製品)
   ・・・建築資材の端材、残材を活用した無垢木材で作られた木工品です。
●セカンドリーグナイガイ・イム(ユニバーサルファッション洋服・雑貨)
   ・・・「骨ガード」を中心に、活動の根底は「ユニバーサルデザイン」という思想です。
 ……他


 さらに当日は、毎年恒例の“他力本願ライブ2010”との同時開催だそうです。
 
■他力本願ライブ2010 → http://hongwanji-shutoken.net/tariki/
■他力本願ライブ2010twitter → http://twitter.com/live_tariki
■他力本願ライブ2010参加アーティスト一覧 → http://hongwanji-shutoken.net/tariki/2010/08/post-1.html

 築地近辺にお出でのさいは、どうぞお立ち寄りください。
by warabannshi | 2010-08-20 01:33 | その他 | Comments(2)
第397夜「進化論」
 大学のゼミで進化論をやっている。
 テーブルには直径二メートルほどの円が描かれ、その中心に、高さ四〇センチ、直径一〇センチほどのサランラップの芯のような円柱が立っている。テーブルに描かれた直径二メートルの円周と、直径一〇センチの円柱の上面の縁には、一センチほどの間隔で白い真珠のような光が灯っている。ほのかに息づくように光点群はその光を強めたり、弱めたりしている。周期はばらばらである。
「この白い光の一つ一つが、生物種です」
 名前の知らない助手がこのモニュメントの解説をはじめる。
「テーブルの大きな円が、現在の生物種を。柱が五千万年という時間の経過を、そしてその上面の光が、五千万年後の生物種を表しています」
「ずいぶんな減りようだね」
 教授が言う。
「五千万年後には氷河期が訪れるはずですから。人類も滅んでいると思います」
「このモデルでは人類は他の光点とは区別されないんだよね」
「区別されませんね」
「滅んだ生物種は、このモデルではどうなるの?」
「さあ。この円柱のどこかにひっつくんじゃないでしょうか」
 そう言われてみると、この円柱が明滅をやめた光点の殻でできているようにも見える。白化したサンゴのようだ。
 助手がどこかにひっこんで、教授とゼミ生たちでこのモニュメントを囲む。
「この進化論のモデルはどこのだろうね。インドかね」
「いや、インドはもっと体系的にがっちりしているはずですよ。こんなアバウトじゃない。アフリカ系じゃないですか」
「たぶんそうだろうね」
「体系的に詰める前に踊ったり、ブブゼラ吹きそうだもんね」
by warabannshi | 2010-08-19 08:34 | 夢日記 | Comments(0)
第396夜「バックアップ」
 とんでもない長さの「階段落ち」を撮影するにあたり、スタントマンとして、私のノートパソコンを使うことになっている。L字型になっている階段の上のところで、肥った監督と押し問答をする。
「まだバックアップもとっていないんですよ!」
 まさに半年分の苦労が消えてしまうことになる。
「つまり、こういうことか。バックアップをとれば彼(ノートパソコン)はもう用済みである、と」
「そんなこと微塵も言っていません!」
 私は怒りの余り、口のなかがかさかさになっている。吹き抜けの下のほうから樟脳の匂いのする風が吹いてくる。階下からの風にのって、スタッフたちの話し声が聞こえる。アールデコ調の屋敷にささやき声が反響して、むにゃむにゃとした行き詰った音になっている。人の数はわからないが、大勢の目が私の方を見ている気配を感じる。
 ふと振り返ると、なんともうカメラは回っており、いままさに私のLenovoのノートパソコンが階段の上から落とされるところである。
 ノートパソコンは「インターナショナル」を流しながら、ネジやゼンマイなどの部品を散らかして、段々を丁寧に落ちていく。回転しながら。
 そのスローモーションの空間に、巨大な可視光のスペクトルが満ちる。
 撮影のための諸々の機材、屋敷の壁紙、あらゆる人も、そのスペクトルに溶ける。

 Deus ex machina  Machina ex Deo

 ノートパソコンに入っていた諸々の情報が、この空間にバックアップされているのである。光線の渦のなかで、私は完全に安心する。
by warabannshi | 2010-08-11 10:54 | 夢日記 | Comments(0)



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