(*1)
[背中を四等分して、それぞれをちがう色で塗り分ける。このとき、これは未来を示す四コマ漫画だと言えるだろうか?]
という問いを考える。
いろいろ論証を立てるが、結論をふくめて、すべて忘れた。
(*2)
友人Uの部屋が火事になったそうなので、火事見舞い(?)に行く。
昨日と同じ、(紙F1レースの舞台だった)練馬駅付近とおぼしき市街地へとバスで行く。
しばらくすると、二組の劇団がバスに乗り込んでくる。
一方の劇団aはすごくガラが悪くて、もう一つの劇団bの人たちにやたらとからんでいる。「ウエストサイド物語」のジェット団とシャーク団みたいなライバル関係なのか? でも、それはそういう舞台だからで、たぶん収録が終わればaとbは一緒に飲みに行ったりするのだろう、とぼんやり考える。
Uの部屋に着くと、火事見舞いであることをすっかり忘れて、ふつうに雑談をはじめる。
しばらく話していると、友人Hがびしょびしょのパーカー姿で慌てた感じでやって来る。
「mu氏、焦げてない?!」
その慌てぶりが面白いのでうちが笑うと、
「いや、ぜったい太田君は火事見舞いであることを忘れてしゃべってると思ったから」
「うん」
「自重しなよ!」
「いや、だって焦げてないし」
外はすごい雨が降っていて、駅まで歩けそうもない。
夢の中のUの部屋は、二階建て木造アパートの二階。玄関をあがると廊下がまっすぐにつづいていて、左に部屋が二つ。(ひとつは六畳くらいの和室で、もう一つには入らなかったのでわからない。)右に台所。出火場所は台所らしく、柱がちょっと焦げている。カーテンは、敗戦当時みたいな花柄の合成繊維性で、時代を感じさせる。蚊取り線香っぽい匂いがした。もしくは本の匂いかもしれない。
じっさいにUの部屋に行ったことはない。