宮澤賢治の「春と修羅」を読んでいる。
そのはずなのだが、いつのまにか文字が数列になっている。
数字を足したり、並べなおしたりする。けれど、わかったのは素数であるということだけ。
素数を数えるのは好きです。むしろ、自然数を数えるのが好きです。
大学受験をひかえていた五年前のいまごろは、毎朝、大宮八幡宮まで散歩しながら、行き帰りの歩数を数えていました。二百を越えたあとりから、リズムが出てきます。とても落ちつきます。『ジョジョの奇妙な冒険』の「ストーンオーシャン編」に登場するプッチ神父の気持ちは、痛いほどよくわかります。素数は、ダイアモンドより砕けません。
『オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ』(ちくま学芸文庫)の巻末付録に10000までの素数表が載っています。ただし、絶版みたいです。いい本なのに。中古で¥2,400は高すぎ。